国見ちゃんと可愛い方の及川さん[HQ!]

34*なんかやだ。 ページ35

及川徹side


｢今日の夜お母ちゃん居ないからラーメンたべて帰るべ？」

｢部活終わったら連絡ちょうだい｣


午前中で部活が終わったAは楽しそうに手を振りながら友達と帰っていく。
俺等は弁当持参で午後も部活。
インハイ前だし、今年こそウシワカヤロー倒すし！

夕方、終わって駅前に着いた旨を連絡すると白鳥沢の瀬見と天童と3人で映ってる写真が添付されてて疑問符しか飛んでない。


｢Aが白鳥沢とタピってる…｣

｢ラーメンは？｣

｢食べるって。
タピオカ屋も近いし迎えに行くから一緒に来て！｣


岩ちゃんを筆頭にお前が行けよ！なんて言われてるけどどうせ通り道じゃん！

お店では相変わらずの牛若ちゃんと天童うるさい。
Aは瀬見と…生意気そうな子と話している。


声を掛けると、タピオカ片手に俺の方に来た。
友達関係に口出す気はないけど、インハイ前に白鳥沢といるのがヤダよね！


｢国見ちゃん、キャラメルミルクティーあったよ。
Aさん機嫌いいからご馳走してあげよっか。｣

｢Aさんのは何味ですか？いちご？｣

｢飲んでみる？｣

｢…甘いですね。美味しいけど。
キャラメルのは今度二人で飲みに来たいです。｣

｢うん。今度一緒に来ようね｣


デートの約束かな！
俺と話す前に国見ちゃんの側にすぐ行くんだよ！さっさと付き合えよ！

その間俺は天童に絡まれてるんですけど。


｢あのセンター分け、Aの彼氏〜？
賢二郎かっわいそう。｣

｢…俺は別に…
ただ双子なだけあって似てるなとは思ってみていました。｣

｢どちらもキレイな顔をしているからな。｣



｢うちの国見ちゃんは彼氏候補ですぅ。
つーか急に褒めんなし！及川さんがイケメンでキレイな事なんてみんな知ってるよーだ。
それより牛若がタピオカとかビックリなんですけど。｣

｢初めて飲んだが美味かった。
及川は飲んだ事あるか｣

｢この間Aと飲んだし！
もうラーメン食いに行くべ。｣




｢徹なにプリプリしてんの？｣

｢してないし！
大体お前が白鳥沢と一緒にいるから｣

｢えーた君に会ったの久しぶりだったんだもん。｣


隣の国見ちゃんと岩ちゃんからの冷たい目に耐えられなくてすぐ謝っちゃうけど！
Aは気にもせずマッキー達と盛り上がってる。



｢えーた君はAさんの元カレですか？｣

｢瀬見は普通に友達っぽいよ。｣

｢そうですか。｣

｢だ〜い丈夫。国見ちゃんにプロポーズされたって浮かれてたから。｣

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