私の後輩マネが悪女モドキ(笑)をやめたら超お節介ストーカー系になって恋路がとんでもないことになってる

菅原とお出かけ。 ページ7

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今日は日曜日。

天気もいいし、絶好のお出かけ日和だとニュースキャスターが告げているのを横目に、私はバタバタと準備を済ませ、家を飛び出した。


今日は色々あって、烏野の菅原と出かけることになった。

いや、「俺とデートしよ？」と言われて「良いよ」と半分聞いてないで適当に返事した私のせいなんだけど。

これは全面的に私が悪かった。菅原にも変な期待させた。マジごめん。別に菅原は嫌いじゃないけど、とりあえず今は何も思ってないからその辺は悪しからず。


「俺がプラン決めるから！絶対楽しませるからさ、楽しみにしててよ！」とまで言われちゃもう逃げられなかったから、私はとりあえず英太と出かけたことを思い出すことにした。

いやぁ、デートってはっきり言われて男子と出かけるのは初めてだわ。


菅原は時間にルーズな私と違い律儀にも待ち合わせの駅前で待ち合わせ時間の10分前から待っていたと言う。ちょっと申し訳なくなった。

英太と出かけるとあいつも遅れて来るからなぁとか思って普通にそんな感覚で来てごめん。参考にすんのも今やめた。



「峰口！」


「お久ーおっはー菅原」


「軽い口調な割にテンション低いよな、変な奴！」


「そう言う菅原はほんと楽しそうだね」


「そりゃあ、そうだろ。……す、す……好きな子と出掛けられるんだし、そりゃ、！」


「そんなはっきり言われても困るってか、流石に照れるってか」



やべぇよ、菅原やべぇ。普通になんか、なんて言うか、やべぇ。言葉にできない。



「とっ、とりあえずついてきて！俺と出かけたこと、後悔はさせないから！」


「基本出かけて後悔することはそう無いけど……楽しみにしてる」


「おう！」



そうして連れてこられたのは、八木○ベ○ーランド。ここいらじゃ有名なあの遊園地だ。



「ほぁ……ここ来たのいつぶりだろ」


「ほぁって、峰口そんな声出すんだな。可愛い」


「私は今貝になりたい」


「何でだよー、俺もっと聞きたい！」



菅原、私より背高いのに何でこんなに小動物みたいに見えるんだろう。

てか何をどう見たら私が可愛く見えるんだろ。そもそも何故私を好きだと。……謎が深まる。


そんなこんなでモヤモヤしながら、私は菅原に腕を引かれるままに、最初のアトラクションへと歩を進めるのだった。







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