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梓はなかなか教えてくれなかった。
ずっと黙ったままでは動けないなと、私は大人しく全員に着替えてくるように言って、自分も元の場所に戻って座った。
口が悪く筋力もない。唯一霊力だけは無駄に澄んでいるが量は少ない。そんな何方かと言えば落ちこぼれの私と仲良くしてくれた筋力ゴリラの霊力豊富な梓が、たかが見習いに参ったとか言うのは正直見たくない。
「梓さ」
「何……」
「本丸戻ったら？」
「は!?あんた主の友達じゃないの!?あの危険な本丸に戻れとか鬼!?」
「いやいや、まさか。てかね、私試したから知ってるけど、刀剣男士との縁が薄ければ薄い程簡単に解けるんだよ。ちなみに物理な。梓ゴリラだからイケるよ」
私がそう言うと、加州清光はポカンとした顔をした。
「は……？え、物理……？」
「簡単に言うと殴ればいいよ。顔面とか」
「ねぇ主!!絶対頼る相手間違えたでしょ!?」
「手入れするとは言っても顔面は流石に私が抵抗あるから、良いとこある……？」
「みぞおちじゃない？」
「主……!?」
加州清光が愕然としているが、ここまで来ると梓も腹を決めたのか、ついにその口を割って本丸ナンバーを教えてくれた。
「……皆を正気に戻してみる」
「ダメだったら一緒にここに戻ろうか。歓迎するよ？」
「うん、でも大丈夫、絶対取り戻す」
「梓ならイケるよ。私らも助太刀するから好きなだけ暴れて」
加州清光を置いて話はどんどんと前進し、最終的にやっつけになった加州清光が「やればいいんでしょ！」と折れたのを確認して、梓の本丸へと接続した。
「よし、皆行くよーと言いたいとこなんだけど、良く考えたら6人しか行けないじゃん」
それから私は目に付いた刀剣男士の名前を順に6人呼んだ。
「
私の彼らを呼ぶ時のそれは少し独特だから、誰のことを呼んでいるのかが梓や加州清光にはさっぱりだろうな、と思いながら、寄って来た呼んだ彼らと並んで、梓と共に飛んだ。
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サユリ(プロフ) - はい。楽しみにしているので、更新頑張って下さいね！ (2018年4月22日 13時) (
レス) id: c69002fcba (このIDを非表示/違反報告)
西谷彩香(プロフ) - サユリさん» コメントありがとうございます。更新頻度はマチマチですが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです！ (2018年4月15日 7時) (レス) id: 5f1947d42c (このIDを非表示/違反報告)
サユリ(プロフ) - 凄く、面白いです！更新頑張って下さい。応援してます。 (2018年4月15日 0時) (レス) id: c69002fcba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：西谷彩香 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kunimi251/
作成日時：2018年4月7日 21時
