新天地 2 ページ5
*
｢私は
｢うん、よろしくね、遠坂さん｣
｢…んー、やっぱやめ。Aって呼んで大丈夫？｣
｢全然大丈夫だよ、じゃあ私も遠坂さんやめ。奏帆って呼ぶから｣
早速出来た友達は、隣の席の遠坂奏帆。
女子ハンドボール部の時期エースとして期待されてると言う、バリバリ体育会系の子。
その後は奏帆ヅテに友達がたくさん出来た。
放課後、部活動見学をしても良かったけど、制服の採寸やら何やらがあるから帰って来いと言われていたため、早々に帰宅しようと準備していると、少し離れた席の赤葦くんが私の元にやって来た。
｢泉穂さん｣
｢赤葦くん｣
｢マネージャーの件、俺本気だから。考えといて｣
｢…分かった｣
｢見学とか、来て決めれば…｣
｢そうしたいけど、今日は制服の採寸があるからまた明日｣
｢そっか、分かった。ばいばい、泉穂さん｣
｢うん、ばいばい、赤葦くん｣
そんな会話を交わして、私は教室の前の方で騒いでいた奏帆たちにもばいばい、と声をかけ、教室を出た。
家に帰り、制服の採寸に出かけるために車に乗る。
その行きの車の中で、改めて携帯の通知を確認すると、青葉城西の友達から数件、今日追加した奏帆たちから数件、そして…抜けるのを忘れていた青葉城西高校男子バレー部のグループに数件、個人で青城男バレの部員たちから、数件。
特に先輩は既読をつけることすら嫌で、名前を見るのも嫌なくらいだったため、見ずにトークルームを非表示にし、邦城に関してはブロ削した。
それから、今まで一度も送られてきたことがなかった京谷くんからメッセージが来てて、物珍しさから思わず開いてしまったため、『もう戻らない。今までありがとう、頑張ってね』と、無難に返信して非表示にした。
私は友達に返信すると、そのまま携帯にイヤホンを繋げ、音楽を聴きながら到着を待った。
制服の採寸ってめんどくさい、というのがやはり一番の感想。
一週間もしないで完成すると言われ、日時を指定し、その日に取りに来る事にして、帰宅した。
*
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 294人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「ハイキュー」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
西谷彩香(プロフ) - ?ルナ??さん» そう言って頂けて良かったです！ありがとうございます!! (2017年1月30日 22時) (
レス) id: 237a91988d (このIDを非表示/違反報告)
?ルナ??(プロフ) - すっごい面白がったです！！泣きました！！ (2017年1月30日 21時) (レス) id: 4edd0d369a (このIDを非表示/違反報告)
西谷彩香(プロフ) - ふじとーさん» ありがとうございます！そう言って頂けたなら光栄です！ありがとうございました！ (2017年1月28日 14時) (レス) id: 237a91988d (このIDを非表示/違反報告)
ふじとー(プロフ) - 泣いた。素晴らしい作品をありがとうございます。完結までお疲れ様でした！ (2017年1月28日 14時) (レス) id: 4901deebb9 (このIDを非表示/違反報告)
西谷彩香(プロフ) - マカロン♪@塩きゃらめるさん» いえ、コメントありがとうございます！何が普通かは、分からないところもありますが私なりの、ある意味でのハッピーエンドを目指しました。そう言って頂けて良かったです、ありがとうございました！ (2017年1月26日 23時) (レス) id: 237a91988d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：西谷彩香 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kunimi251/
作成日時：2017年1月20日 1時
