策士と偽りの事実 1 ページ17
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翌日から、赤葦くんは今まで以上に私にマネージャーをやってくれと迫って来た。
話を聞くだけ聞いてみると、どうもマネージャーは3年生しかいないらしい。
来年以降が辛いから、と正論をかまされたものの、私は私でそれを躱している。
「おはよう、A」
気付けば、赤葦くんは私を名前で呼ぶようになっていた。
「おはよう、赤葦くん」
私は変わっていないけど。
赤葦くんは今日も挨拶と同じようにマネージャーをやってくれと言う。
「今日は遅いんだね」
「まあ、何時もは朝練があるから早く来てるだけだしね。朝練と言えばさ、マネージャーやってくれない?」
「料理研究部に入ろうかと思ってるんだけど」
「見学だけでもしてみてよ」
「…見学……まあ、見学なら」
「じゃあ、今日の放課後ね。逃げようったって逃がさないから覚悟しといて」
席に着けば、楽しそうにニヤニヤとしながら、「朝からアツいね〜」と奏帆から言われるのも、もはや日常と化している。
そして、放課後。
その日、赤葦くんに着いて体育館に向かった。
「木兎さん、ずっと言ってたマネ候補、連れて来ました」
「…先輩に何言ってるの赤葦くんは」
「え、宮城の強豪だと前月刊バリボーで特集されてた青葉城西高校の元マネージャーが転校して来たので是非マネージャー候補にどうですかって」
「やるなんて一言も言ってなかったはずだけど…?」
「でもやらない、とも言ってないでしょ」
先輩方からも周知の上で見学していると、突然記者らしき人たちが入ってきた。
「月刊バリボーです、先月お伝えしていた通り、インタビューに来ました」
その瞬間に、木兎さんと呼ばれた先輩は「ヤベッ、忘れてた!!」と大騒ぎを始め、赤葦くんは私の方にまっすぐ歩いて来ると、「A、とりあえず俺の近くにいて」と引きずり出された。
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西谷彩香(プロフ) - ?ルナ??さん» そう言って頂けて良かったです!ありがとうございます!! (2017年1月30日 22時) (レス) id: 237a91988d (このIDを非表示/違反報告)
?ルナ??(プロフ) - すっごい面白がったです!!泣きました!! (2017年1月30日 21時) (レス) id: 4edd0d369a (このIDを非表示/違反報告)
西谷彩香(プロフ) - ふじとーさん» ありがとうございます!そう言って頂けたなら光栄です!ありがとうございました! (2017年1月28日 14時) (レス) id: 237a91988d (このIDを非表示/違反報告)
ふじとー(プロフ) - 泣いた。素晴らしい作品をありがとうございます。完結までお疲れ様でした! (2017年1月28日 14時) (レス) id: 4901deebb9 (このIDを非表示/違反報告)
西谷彩香(プロフ) - マカロン♪@塩きゃらめるさん» いえ、コメントありがとうございます!何が普通かは、分からないところもありますが私なりの、ある意味でのハッピーエンドを目指しました。そう言って頂けて良かったです、ありがとうございました! (2017年1月26日 23時) (レス) id: 237a91988d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:西谷彩香 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kunimi251/
作成日時:2017年1月20日 1時