最後のプレゼント (ページ19)

今日:14 hit、昨日:0 hit、合計:16,709 hit

18 ページ19

『、、、』

今日も目が覚める

明るくて暖かい

窓の外を見れば晴天

『明日か、、、』

明日は私の誕生日

『死ぬってなんだろ』

するとドアがゆっくり開いた

コ｢おはよう｣

『ココ！！』

コ｢Aの誕生日って明日だよな｣

『そうだよ』

コ｢じゃあ今日と明日はずっと一緒にいような｣

『いつもずっと一緒にいるじゃん』笑

コ｢そうだったな｣笑

『あ！そういえばさ
病院の1階に笹があってさ
お願いごと書いて飾るしいよ！
一緒に書こうよ！』

コ｢何歳だよ笑｣

1階へ行くと大きな笹が飾ってあった

『何とか書こうかな、』

コ｢俺は決まった｣

『気になるから見せて！』

コ｢お願いごとって言うのはな
人に見せたら終わりなんだよ｣

『何そのルール』

コ｢兎に角Aもかけよ｣笑

カキカキ

『できた！』

二人で笹に飾り

病室へ戻った

『もうこんな時間だ』

外は夕暮れ

コ｢まだいてもいいか？｣

『いいよ〜』ﾆｺｯ

二人で他愛もない話をしていた

気づけば9時になっていた

『あ、もう9時じゃん』

コ｢、、、なぁ
散歩行かね？｣

『いくいく！！！！』

外は暗くて

2人だけの空間のようだった

『ねぇ、、、』

コ｢あ？｣

『明日はきっとお願い事叶うよね』

コ｢、、、あぁ｣

『きっと？』

コ｢きっと、、、｣

『じゃあさ、、そのお願い事
今日に叶えさせてもらってもいいかな』

コ｢いいんじゃない｣

『、、、ココと

ずっといたかったな、、、』

コ｢、、、｣

涙を流しているA

ココは私の頬に手を置き

『』

キスをした

短いはずなのに

私はとても長く感じた

時間が止まったように

ココの唇が離れると

コ｢俺も、、、ずっと居たかった｣

『、、、ごめんね
私が

私がこんなで』

コ｢Aは悪くねぇーよ

きっと次は上手くいく｣

『、、、ココ以外にいないよ、
次なんて私には存在しない』

コ｢、、、｣

『私が死んだらココは私の事忘れてね』

コ｢なんでだよ｣

『だって、、、

ココの事困らせたくないもん』

コ｢困らねぇーよ｣

『、、、本当に』

コ｢うん、絶対に｣

『、、、嬉しい』

コ｢A

ずっとずっと好きだ

Aの事

誰よりも好きだし

明日も来年も

来世も絶対にAを愛してる｣

そしてココは私に抱きついた

ココの匂いがする暖かくて

落ち着く

────────────────────────