触れてもいいですか？【桃】

番外編 3 ページ41

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『…頂上でキスしたカップルはね、…その、ずっと一緒に居られるんだって。』




…めっちゃ頑張って、言ってる。




…俺の彼女なんでこんなかわええの？





ぎゅ、と抱きつかれてる腕に力が入って、





『…私、望とずっと一緒に居たい』





…そんなこと言われたら





桃「…A？」





俺の膝にのったまま、向かい合わせになる。





…まっかやん。湯気出そう。





…俺もやけど。





桃「…俺も、Aとずっと一緒におりたい。」





『…うん、』




…そんな潤った目で見んといて。





…歯止めきかなくなりそう。






桃「…し、離すつもりもない」





俺も精一杯で、ほんまに頂上か分からんけど






ゆっくり顔を近づければ、





Aも目を閉じて。






優しく、口づけをする。







顔を離して見つめ合えば





ちょっと微笑んだ後胸に顔を埋めて






『〜〜〜〜！！好きすぎて死んじゃいそう』





嬉しそうにぎゅってしてくる。





俺もぎゅーって仕返して






桃「めっっっちゃすき！ほんまにすき！」




『私もすき！！』




桃「…A可愛すぎやろ…」




『今日のぞむ、それしか言わない(笑)』




桃「やってほんまのことやもん！！Aが俺の彼女って、ええ…幸せ者すぎん？」




『私の台詞すぎない？(笑)あはは、幸せ』




…めっちゃ幸せ





桃「…怖くなかった？」




『うん。のぞむとキスしたくて仕方なかった』




桃「…のっく…あうと…」




『望、観覧車誘ってくれたらいいなって思ってたら、「帰る？」とか言うから焦っちゃった(笑)』




桃「そりゃ乗りたかったで？やけどAが嫌かなって…。誘えばよかったな」




『ありがとう。いつも私のこと考えてくれる望大好き。』




俺の肩に手を置いて、見つめ合うと少し笑って




いきなりの、キス。






桃「…………………へ」





『…へへ、』





…俺の彼女、天使やと思ってたけど






『…望の唇、きもちい』









…どうやら、小悪魔みたいです。





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