触れてもいいですか？【桃】

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付いてきてしまいました、小瀧です。




おっ、3組の前におるわ。




やって引っかかんねんもん。一人で借りれるやん普通。





あ、ユカさんが受け取ってるわ。





…？ユカさんが受け取ってる？





え、ユカさんが忘れたんちゃうけど。





あ、そのあとAさんが受けとってる。




いや今のワンクッションなんやねん。





紫「見てた？」




桃「わっ！？！？はまちゃん！！！！！」




いつのまにか隣にいるはまちゃん。




びっくりしたー…





紫「他の人と触れられないねん、やからユカちゃんでワンクッション置いてるんやで。」





…え。





桃「え、そんなことある？やって体操服やで？そんな指が触れる距離ちゃうやん。」




紫「そう思うんやったら、プリント渡すときもノート回収するときも、見てみたらええで。絶対に手と手で渡さへんから」





…はまちゃん、そこまで知ってるの怖いねんけど。








…しかもほんまにそうやし！！！！！




一番後ろの席なんやけど、来たプリントは全部机の上に置いてもらってる。



一番後ろの人がノート回収するときも、Aさんの列の人はみんなノートを机の上に置いたままで、手で渡そうとせえへん。




え、なんで？ほんまになんで？




はまちゃんの言う通りなん？




Aさんの前の席の男の子に話しかける。





桃「ずっと気になっとったんやけどさ、ノート手渡しやないんや？」




男「あ〜、おん。最初手で渡そうとした時にめちゃくちゃ焦ってて、机の上に置いてもらってええですかーって言われてん。」




桃「あ、そうなんや」




男「俺は、Aさんはかなりの潔癖症やと思ってんねん。人の肌無理！みたいな」




桃「あ〜、なるほど。そう言うことなんや」





…やったら重岡っていう不潔そうな奴といちゃこらしてるのはおかしいやんな。





…やけど、人に触れられへんって。





…なんでやろ。




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