触れてもいいですか？【桃】

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『小瀧くん、昨日楽しかったね』




桃「めーちゃ楽しかった！ありがとう」




…なんか俺、素直になれてる気がする。




『こちらこそありがとう！小瀧くんの色々な一面見れて、すっごい幸せだった！』




…どこまでもまっすぐやなぁ。Aは。





『もうすぐ文化祭だね！』




桃「せやな〜。嫌やわ執事の格好するの」




『ね。執事だもん…』




何故か落ち込んでるAさん。




周りの女の子たちは、執事姿たのしみ！って言うてたから、てっきり喜んどるのかと…





『…あ、ううん。楽しみなんだけどね？他校の女の子まで望のかっこよさ知れ渡っちゃうなって(笑)』




…なんで俺の気持ち伝わっとるんやろ？





桃「それを言うたらAもメイドやろ？」





『そ〜！…恥ずかしい』




桃「ええやん俺楽しみやで？」





『望には見られたくない絶対！似合わないもん！』





桃「似合うやろ。絶対かわええって！」






『…、、いま心臓の音伝わってなかった？？大丈夫？？』





焦ってる(笑)照れとる(笑)かわええなぁ





桃「きこえてへんかったよ(笑)」





よかった〜なんてふにゃって笑う。





『望、シフト午前だよね？』





桃「せやで。」




じゃあさ…って目を泳がせながら言うから、焦って止める。



流石に俺が言わな。





桃「A、午前やろ？…一緒に回らへん？」





『…へっ』




めっちゃ目見開いとる。





桃「…あかん？」




…今俺確信犯や。上目遣いできいてもうた。





『〜〜〜〜〜っ！！！あかんくない！あかんくない！！』




めっちゃ必死に顔赤らめながら。





桃「んはは(笑)良かった。楽しみやな？」





そういえば、全力で頷いとる。





…後夜祭、一緒に居れたら。




…告白、するしかないやんな。




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