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二人の会話を聞いていると、ほんまに頑張ってたんやなって伝わる。






青「ずっと話しかけるの我慢してたやろ?先週でもほんまに死にそうやった。……今日も、今、そうとうしんどそうやで。」





あぁ、なんでしんどそうにしてるAのそばにおるのが、俺やなくて流星なんやろ。






俺がそばにおらなあかんのに。





……いや、居りたいのに。







『……うん。しんどい。重岡くんに会いたい。……ぎゅってして回復したい……』









……おん、俺もぎゅってされたい。







青「じゃ、おやすみ」






気付くと俺の前に立っていた流星。




寝てるで、と言いながら少し手を引かれる。






廊下に出ると、手が離された。






青「ほんまAさんはシゲが好きやなぁ。……聞いてたんやろ?」






赤「……おん。」






青「あ、そうや。俺Aさんのこと好きちゃうから。ユカにゾッコンやから。」






…………え?







青「今日朝から保健室でサボってたのも、ユカが好きすぎて可愛すぎて顔合わせづらくて、やから。」






赤「……え、ほんまの話?いつから?」





青「んー、いつやろ。Aさんがシゲに懐き始めた頃はもうAさんは好きちゃうかったしなぁ。。。あ、お弁当一緒にたべたがってたの、あれAさんとやなくて、ユカとやから。」





赤「ええええ…」






青「やから、俺の気持ちとか考えんでええから。好きなものは好きでええんよ。……Aさんを好きでええんよ。」









赤「…好きちゃうし」







青「んはっ(笑)ほんま素直やないなぁ?(笑)」







流星、好きやなかったんや。





そう思ったら、より一層Aさんに会いたくなった。




青「Aさんの側おるの、俺の役割やないし。はよ行ってき」





流星に背中をポンっと押されて、保健室に飛び込むと、後ろでガラガラとドアが閉じる音がした。





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あんこ - めっっっちゃ続き気になります!!!( ; ; )更新してください!お願いします! (2019年5月19日 16時) (レス) id: 21768f6b4b (このIDを非表示/違反報告)
神なな - シゲめっちゃ可愛いですね…いいな…私も料理頑張ろっ。続き楽しみにしてます! (2019年3月7日 23時) (レス) id: f2f519a29c (このIDを非表示/違反報告)
ミルキァ(プロフ) - ずっと気になってて今日初めて読んだんですがもう一気に読み終わりました!おねがいします、更新してください(;_;)待ってます! (2019年3月3日 2時) (レス) id: d4ceab3b1f (このIDを非表示/違反報告)
照史担当のえ民 - 最高です (2019年1月26日 0時) (レス) id: 7915cd38c5 (このIDを非表示/違反報告)
赤色jasmine - 面白いです! (2018年3月11日 13時) (レス) id: 14370819a9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:クニヒロ | 作成日時:2018年1月14日 1時

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