春色無鉄砲ガール2【赤】

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『照史と大毅以外やったらあるよ。照史はもう兄弟みたいなものやから異性って思ってない…って言うと失礼やけど、性別関係なしに仲ええって言うんかな。大毅は一緒におりたいから、抵抗とかない。でかけたい。』




私の気持ちを素直に伝える。




赤「それでも嫌やなぁ。」




『何が？』




赤「なんでもあらへん！ちょっとお手洗い行ってくる！」




そそくさと席をたって行ってしまった。



何考えてるのか全くわからへん…




けど、丁度ええ！



店員さんを呼んで、伝えた。









お手洗いから帰ってきて、大毅が席に座った。



赤「美味しかったな！」




『おん、美味しかった！』




2人とも綺麗になくなったお皿。




そこに運ばれてくるのは





赤「……え」




誕生日ケーキ！



ここのお店、ケーキ持ってきてくれるのが凄いねんなぁ！



happy birthdayとかかれたプレートに、美味しそうなチョコケーキ。




『おめでとう！！！！』




赤「え、ありがとう」




ちょっと照れてる大毅が可愛すぎる。



まさに天使。





大毅がケーキを食べ終わった頃に、バックからプレゼントを取り出す。




『はい！』




赤「なんかしてもらってばっかやなぁ。ありがとう。」



『大毅が言うてたやつと、もう一つ買ってん』




赤「え、ほんま？何やろ」



『大毅が気にいるかはちょっとわからへんのやけど…』



香水を取り出して、ワンプッシュした後に、やっぱこの匂いええな、って笑う大毅が本当に天使すぎる。




赤「ん、ネックレス？」



『そう！付けてるイメージ無かったから不安やったんやけど…それ、これ、とペアになっとって…』



朝からつけてきたネックレスを見せる。




赤「え、ええやん。ありがとう！つけてええ？」



つけようとするもなかなかつけられない。



私が後ろに回って、つける。



『はい！できた』




やっぱり大毅らしくて似合ってる。




赤「これ外さんで付けとく！ほんまありがとう。」





外さんで付けとく！？めっちゃ嬉しい…！




今日何回大毅のありがとうをきいたんだろう。



こうやって毎回感謝の気持ちを伝えてくれるのも好きなところ。



赤「よし、帰ろか」



ただ、幸せだった一日ももう終わりそう。



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