春色無鉄砲ガール2【赤】

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熱からか寝ぼけてるからかわからない大毅の許可を得て、タオルを借りて水につける。




汗めっちゃかいてたなぁ。







目もいつもと違ってとろんっとしてて、顔も赤くて




弱った姿にドキドキしてまう。





部屋に入れば、静かに寝ている大毅を発見。





冷たいタオルをひたいにおいて、乾いたタオルで汗を拭く。





寝ている姿が妙に子供みたいで、でも色っぽくて、色々な顔をもっていて







七色しげちゃんやなぁ、なんて。







時間が経って、ぬるくなったタオルを冷たくてまた乗せて汗を拭く。






来るときにどこかで冷えピタとかお粥とか買ってくるべきやったなぁ…







しばらくそれを繰り返していたら、目をゆっくり開けた。






赤「んっ…？」




『あ、起きた？体調は？どう？』





赤「…さっきの夢の続きかぁ。』






またわけわからん事言ってる。やばない？






赤「朝よりはましやなぁ。あんま熱くない」





『そっか。良かった。なんか食べれそう？』





赤「んー、何も食べたないな」





『え、ダメやってなんか食べへんと』





赤「えー嫌や食べたくない」






きゅん。




言い方が子供みたいでめっちゃかわええ！！！！！！




かわええけど！！なんか食べへんと！





私の看病をしてくれた望くんはこんな気持ちやったんかなぁ笑




望くんのお陰で次の日には良くなってたし、私もそうできたらええんやけど









赤「んー食べたいものあった」




『ん？なに？……わっ！』








急に手を引かれて、大毅のいるベッドにダイブ。




大毅に覆いかぶさる形になるって、






急な展開に、心臓の動きが早まる。









赤「………Aかな」





耳元で言われた甘い囁きに、かぁっと全身が熱くなった。






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