春色無鉄砲ガール2【赤】

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出番を待っている間、応援席の方を見れば、






大毅と望くんがこそこそ二人で話してる。







なんやねん。なんで私に教えてくれへんの？







ユ「頑張ろうね！」





ユカとの二人三脚は無事怪我なくおわり。






藤井くんの応援の声がめっちゃきこえてラブラブだなぁと少しだけ苦笑いした。







応援席に戻ると、望くんが待ってたー！と抱きついてきた。





『望くん、今汗かいてるから汚いよ？』





桃「ええから！はい座って！ユカちゃんも！」






いつもの五人が集められる。




真剣な顔をした望くんを見て唾を飲む。









桃「一緒に初詣行かへん？」





……え？





初詣？元日の？





ユ「え？初詣？なんでそんな後の話。ええけど」




赤「あーのー、ほら。行きたいなって望と話しててん。」






あれ、大毅が珍しく望くんの身方？というか賛成してる。





さっきは初詣の話ししてたん？






青「ユカが行くなら行く。」





ほんま彼女にべったりやな





赤「……Aは？」






真剣な眼差しに、ドキッとする。









『大毅が行くなら行く』







大毅と一緒に年明け過ごせるとか幸せすぎるやん。





断るわけない！






私の言葉を聞いてやけにわかりやすく安堵する二人。





青「おれのコメントぱくったやろ」





『借りちゃった』





青「レンタル料金」





『望くんあげます』





青「いらんわ」





桃「勝手に貸し出さんといて！流星も少しは喜んで！…よし、ほな五人で初詣な！」





ふふ、大毅と一緒に居られるんや、年明けてからも。





赤「にやけすぎやろ」






『嬉しくて』





赤「ほな、クリスマスも一緒に過ごそうか」






………え？




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