春色無鉄砲ガール2【赤】

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ユ「え、そうやったん…小瀧くんは結構前やし照史くんなんて昨日やんか！」





『おん。照史はちゃんと断れたから。』





ユ「そうやけどさぁ。まだ好きなんやろなぁ。向こうから照史くんの視線バシバシ感じるし」





『え？？ほんま？』






後ろを振り向こうとすると、






桃「Aーーーっ！見てくれた？俺の走り！」






『うっ、重いんやけど。離れて』





ええやん別に！と言いつつも離れてくれて、私の隣の椅子に座った。





桃「Aの声超きこえてん！ほんまにありがとうめっちゃ力みなぎった」





『ほんま？よかったぁ』






そう言えば、まじまじと見られる。





『……え、なに？』





桃「A、今日めっちゃかわええな」









『え……何急にめっちゃ恥ずいんやけど』






昨日もめっちゃ褒めてくれたしなんなん？





何度も褒められると心臓に悪いねんけど…








桃「いや、普段髪おろしてるやんか。なんかポニーテールとハチマキの組み合わせええなぁって。昨日のツインテールもやばかったし。」





『そ、そか…』





桃「ほんま褒められ慣れてないねんな」





そう言うと、ニコニコしながら髪に指を通される。






『まって、ほんまに恥ずいからやめて』





桃「ええやんか別に！なぁしげ！」





私たちの様子をちらちらと見ていた大毅になぜかきく。






大毅は少し悩む仕草をする。






赤「あんま褒めんといて。」







桃「え！何でなん？反応かわええと思わん？」






赤「かわええと思うけど…俺が褒めるの苦手やから、褒められ慣れたら困るやんか。そんな姿皆に見せたないし」





か、かわええ！？！？




だめだ、大毅のかわええは何度聞いても死ぬほど恥ずいし嬉しい






桃「なぁやっぱしげそうなん？そろそろけじめつけなあかんのちゃうの？」





赤「わかってるって。」






少し面倒くさそうに頭をかく。





桃「あ！いいこと思いついた！年明けるまでに言うこと、はい決定」




赤「はぁ！？何言うてるん！」




桃「言われへんかったら俺が貰うから」





赤「それの方が無理やろ」





『ねぇ何の話ししてるん？会話に入られへん』





桃「なんでもなーいっ！次出番ちゃうの？いってらっしゃい」





『え、でも』




桃「ばいばーい」





久しぶりに望くんにちょい塩対応された。



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