春色無鉄砲ガール2【赤】

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文化祭の次の日は体育祭！





ええ！！！運動音痴の私にしたら、マラソン大会の次に嫌いなイベントです！！！





メイド服姿晒されるよりも何よりも、ほんまに地獄。






応援席で観覧。





なんでこんな暑いんじゃぼけ。






ユ「ちゃんと水分とっとる？」




青「ん、とっとるよ。ありがとう。次出るから応援しててな？」




ユ「当たり前やん！一番に応援しとるから」





はぁ〜暑い中でもお熱いこと。






ええ、大毅との間にそんな甘い空気は流れません。





昨日の夜の部以来、謎の空気が流れとる。





桃「俺も出るから応援してな？」




『頑張ってな！』




桃「おん！見ててな？ちゃんと俺頑張るから」




『おん、みとるよ』




桃「シゲ！流星！行くで！」




青「あーまって！今行く！」




はぁ、なんでやろ。朝ふつうに話しかけたんやけど大毅がめっちゃたどたどしいねんなぁ。




赤「……A」




『ん？』





赤「…一番に応援してな」




『え、おん、勿論』




赤「ふっ、そか笑 頑張ってくるな」




『頑張れ』





あれ？意外と普通の空気？





人混みをかき分け、一番前までいく。





ユ「流星今日も一番かっこええ。もうほんまに好き。」




『ほんま好きやね』




ユ「当たり前やん！流星以上にかっこええ人おる？いやおりません！！！」




『はいはい笑』




安定の惚気コメントありがとうございます。



私も大毅に関しては同じ考え方です。







ユ「最初は藤井くん絶対Aの事好きやってん。」




『え？ないやろ』




ユ「ほら気付いてへん！！罪な女やなぁほんま。それに結構傷ついてる人おるんやで？」





『……せやろな。望くんも照史も、そうやったし』





ユ「そうそう……ってえ？？告られたん？」




『おん』




ユ「はぁ！？！？！？なんで私に言わへんの！？アホやないの！？」




ユカの声と同時にスタートのピストルが鳴る。





ユ「今は流星応援したいから一旦話置くけど、あとで事情聴取やから」




ぷーっと頬を膨らますユカはほんまに可愛い。





私もこんなに可愛いかったらすぐに振り向かせられたんかな？……なんてね





大毅も望くんも藤井くんも全力で応援して、応援席に戻る。




ユ「はぁ、走ってる姿ほんまかっこいい、王子様みたい。」




『大袈裟やなぁ』




大毅も走ってる姿めっっっちゃかっこよかったけど。





ユ「………で？話をきこうか」




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