23.陽キャ、そういうとこちゃんとしてる ページ24
．
船員の囲みをかき分けて、ジンベエがこちらに歩み寄ってくる。
改めて近くで見るとデカイな……。
オヤジほどじゃないけど、多分3mくらいあるんじゃね。
｢はじめまして、じゃな。わしゃぁジンベエという。白ひげのオヤジさんには世話になっとる｣
｢私はA。昨日ここに入ったばっか｣
ニコッと音がつくくらい笑って握手を求めてきたので、こっちも自己紹介して手を握り返した。
いやこれ、握手ってか手ェ重ね合わせてるだけだわ。
｢ジンベエ、手デカイね。私の2倍以上ある……何？｣
一向に手を握り返してこないので見上げると、目を見開いて固まったジンベエと目が合った。
え、ほんとに何？怖いんだけど。
やべ〜私なんかやらかしたかな。
昨日の夜も言葉選びミスったとこだし、非常識クソ女だと思われてそ。
｢……すまん。躊躇いなく手を握り返されるのは久しぶりで、驚いてしもうた｣
｢そっちが握手求めてきたんじゃん？｣
うぅむ、と唸って口篭るジンベエに首を傾げる。
応じられると思ってないのに手差し出すの謎じゃない？
｢なっ！おれらの妹はんな事気にしねーって言ったろ！｣
サッチが明るくそう言って、バシバシとジンベエの背を叩いた。
音エグいけど微動だにしてないな……すご。
そういえば、魚人って差別受けてんだっけ。
どこの世界でもそういうの一緒なんだな〜。
｢別に握手くらいしたってなんもないでしょ。人種差別とか今時流行んないって。
ああでも、触れただけで性病移るとかだったら話は別むぐぐ｣
後ろから手が伸びてきて口を押えられた。レグも遠慮なくなったよね。
｢流行るとか流行らんとかそういう問題では……いや、そうじゃな。……その通りじゃ｣
背後のレグとじゃれていると、ジンベエはポツリと呟いた。
重なったままの手をしっかりと握り返されて、さっきよりも更にいい笑顔で笑いかけられた。
なんかよく分かんないけど、やらかしてはいなかったみたいだしいいか。
｢じゃあ改めてよろしく、ジンベエ｣
｢あぁ、よろしく。A｣
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マジで新刊落としそうなので更新が遅くなるかもしれん。ごめんちょ
24.陽キャ、初めて島に上陸する→←22.陽キャ、いっぱい喋ってた人しか覚えてない
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あ - とってもこの小説面白いです❗️続き楽しみです❗️ (2022年5月9日 7時) (
レス) @page25 id: 10e7663963 (このIDを非表示/違反報告)
寿 ライラ(プロフ) - この小説面白いです！！続き楽しみです！！待ってます！！！ (2021年8月26日 1時) (レス) id: 3d43c01a40 (このIDを非表示/違反報告)
嫁子ちゃん。(プロフ) - えー！びっくりです嬉しい(ToT)また絡みにきますイゾウが素敵‥ (2021年6月28日 15時) (レス) id: 5ba219b0db (このIDを非表示/違反報告)
コンソメおぢさん(プロフ) - 嫁子ちゃん。さん» ﾜｰｯコメントありがとうございます！私も嫁子ちゃん。様の小説大好きです！まちまちになると思いますが、更新頑張ります！！ (2021年6月28日 13時) (レス) id: 1f42978bef (このIDを非表示/違反報告)
嫁子ちゃん。(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！更新楽しみにしてます、無理せず頑張ってください＼(^^)／ (2021年6月28日 12時) (レス) id: 5ba219b0db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コンソメおぢさん | 作成日時：2021年6月22日 14時
