アイドルは私にとって別世界の住人でした。[九条天]

27話 ページ28

「ん、おはよ……」



「あ、天さん。おはよ、」



今さっきまで1体何していらしたのですか？
と突っ込みたくなるほど綺麗な天さんが入ってきた。

「天さん！ 見てくださいよ！ ほらほら！」と私は天さんに百さんから受け取ったサインを見せびらかす。



ちなみに今現在、千さんにも書いてもらってたりします。

私明日死ぬかも知れませんね。隕石かなにかがおっこってきて。




「ふーん。」


「あれ？ それくらいの反応とは。羨ましくないんですか？」




まぁ、百さんのサインなんて結構前から貰ってるであろうし羨ましくはないか？

でも、少しは乗ってくれてもいいのでは？


ほんと、堅物だ。堅物九条とネット初めて言いふらしてやろうか？？





「Aは、ボクのサインの方が嬉しいんじゃないの？」


「は？」




「陸、ペンと色紙持ってたりしない？」と天さんは陸さんに告げた。

陸さんはお花を撒き散らしながら自分の部屋らしきところから2枚の色紙と1本のペンを持ってきた。




「はいどうぞ、」と天さんな何故か満足そうに渡してきた。

私は受け取って眺める。



はじめに思ったことが大人気アイドルのサイン色紙をこんなことで貰っていいのかと。


いや、だめだよね。絶対。









ちなみにと言うと、陸さんが色紙を２枚持ってきた理由というと、1枚は私に。２枚目は自分に書いてもらおうとしたのだ。

天さんはいつもなら考えられない普通に天使スマイルを浮かべながら書いて渡した。

色紙を受け取った陸さんは「天にぃ〜！！」と抱きついた。



そう。何故か彼処の空間は誰にも入れないような空間と化していた。








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何で時間ってないんでしょうかね！？

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