恋してみませんか (ページ8)

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【他の男には】末澤誠也ページ8

「なぁせいちゃん、どっちの服がええと思う？」

明日女友達と遊ぶための服をせいちゃんこと末澤誠也に相談する。

女友達であることは伝えていないけれど、恐らく彼は察してくれるだろうと思い、私は服を2着見せる。

誠也「来てみせてくれへんんの？」

わがままな男だ。
仕方ないなあと肩を上げるアメリカンなジェスチャーをして、別室で着替えてくる。

「これ一着目、どうかな…」

少しボーイッシュな服。

誠也「男にはウケないかもな」

男？
何の話だ、、？

「はい、2着目。」

せいちゃんの好きそうな綺麗めカジュアル。

誠也「…ええんとちゃう、？」

少しだけ目を逸らされる。
本当に何なんだこいつは。

誠也「でも……

.

他の男には見せんといて…？」

やっぱりこの男勘違いしてました！
でもせいちゃんが面白いのでちょっとだけ言わないでおく。

他の男に見せないでって期待してもいいよね。

「期待しても、いいの？」

そういうとせいちゃんはいつにもまして真面目な顔をした。

おおきくて、綺麗な目がこちらを見据える。

誠也「言うの遅くなってごめん

.

俺ほんまはAのこと好き

明日のデート、いかんといて…？」

ぎゅうっと抱きしめられる。

こんなの初めてだから、心臓が弾けそうで死んでしまいそうだったけど、浮つく心を一度戻して私もせいちゃんの背中に抱きつく。

「私だって、せいちゃんのこと大好き…」

小さく呟くと、せなかに回った手に少しだけ力がこもった。

後日、あの日は女友達と遊ぶ予定だったと伝えたら、一日中、口を聞いてくれなかったということは、また別のお話。

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お仕事等忙しくてかけませんでした、、！