第14章 ページ16
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『あの、加州さん』
「…嗚呼、何？」
最近、加州さんの様子がおかしいと言うか冷たい気がする
私を嫌ってるような匂いはしないけど、微かに怒っているような匂いがした
私、気づかないうちに何かしてしまったのだろうか
『主様宛に荷物が届いてるのですが、主様の部屋に直接向かってもいいのでしょうか？でも、この時間はお仕事中ですよね？』
「髭切に聞けばいーんじゃない？」
何故、髭切さんがそこで出てくるの？
あれから髭切さんと過ごす時間が増えてきてるのは確かなのだけど
『…私、なにかしでかしましたか？』
「…なんで？」
『怒ってる匂いがします…』
加州さんは少し驚いたように目を見開くと自分の頭をくしゃくしゃとして下を向いた
何か本当にしでかしたのかもしれない
「今の俺、全然可愛くないじゃん…」
『あの、なにかしでかしたなら謝ります…！』
「…Aは何もやってない、大丈夫だよ」
彼は私と目を合わせたかと思うと、私の顔を両手でむにっと挟んだ
…どうしてこうなった
『あ、の…加州しゃん…』
「髭切ばかりじゃなくて、俺にも頼ってよ」
怒ってる匂いから、悲願とも思えるような強い願いの匂いがした
心配かけていたのかな
「俺だって、Aの事をもっと知りたいとも思ってるし守ってあげたいとも思ってる」
約束だからね、と手は離された
『…加州さんも優しいんですね。主様が何故、貴方に私たちのお世話を頼んでくれたのかわかりました。そんな事まで言ってくれるなんて、お世話係さんの鏡ですね！』(感動感激)
「…………は？……天然なの忘れてたわ」
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凛音 - 本当に面白いです！続きがめっちゃ気になります！頑張ってください！ (2月6日 8時) (
レス) @page26 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
kumo(プロフ) - 水月さん» わぁぁぁあ、こんな駄作にコメントありがとうございます(TT)励みになりました！頑張りますので、よろしくお願いします(o^^o) (2020年5月8日 14時) (レス) id: 5e86565bcf (このIDを非表示/違反報告)
水月 - 凄く面白いです！これからも更新頑張ってください！応援してます！ (2020年5月8日 14時) (レス) id: 13085b09f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kumo | 作成日時：2020年4月20日 17時
