８話 異なる能力者 ページ10
深｢換装｣
そう呟いた瞬間、深弥の手にはいつの間にか日本刀が握られていいた。
多くのものがこの光景を見たら驚くだろう。それが彼の異能力『換装「剣」』だった。この異能力は異空間にストックしてある武器、彼の場合剣を召喚しその剣を駆使する。この異能力には様々な剣がストックされており、日本刀の他に木刀やナイフ、大昔異国で使われていた剣まで、彼の異能力には様々な剣が収納されていた。
その中で彼が召喚したのは日本刀の「兼定」だ。兼定の他に同じ種類の刀が数本あるのだがこの刀はリーチが長く頑丈で、使いやすい部類の刀だった。
風｢さーて、いっちょやりますか！」
風螺も自身に
大人の一人が銃を発砲する。それが合図だった。深弥は弾丸を真っ二つに叩き斬り一斉に襲い掛かってくる黒服集団を真正面から相対した。
風螺は異能で強化した腕の力で、相手を殴り飛ばしたり、彼の体重の倍はありそうな男を軽々と持ち上げ投げ捨てていく。
戦闘を開始してどのくらい経ったのか。大人の数は半分近くが地に倒れ伏しているが、かなりの戦闘経験があるのかなかなか黒服たちは倒れてくれない。
異能力を発動しているため少しとは言え、体力をすり減らしている深弥たちには長期戦は不利な状況だった。滴り落ちる血がこの戦いの激しさを物語っていた。さすがの二人も無傷というわけにはいかなかった。
日｢…大丈夫でしょうか」
桜｢…………」
日和と桜羽は指示された通り物陰に隠れていた。
日和はこの場から逃げようと考えたが、二人が戦っているのに戦線離脱は気が引けたし、それに無暗に動くと敵に見つかり二人の足を引っ張りかねなかった。
だからと言って、ここに無防備にとどまるのも危険極まりなかった。
日｢どうしましょうか…」
日和がそう呟くと、
日｢うっ…頭が…」
その瞬間、聞こえるはずのない声が頭の中で反響した。彼女の異能力、テレパシーが発動した。
多くの声が男の声だったが、その中で異色の声があった。
聞いたことがある、透き通った若い女の声。
日｢えっ…」
日和は絶句した。信じられなかった。
桜｢どうしたの、大丈夫？」
彼女の隣にいる人形のような女が優しげな声で日和の顔を覗いた。
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とりっぴー(プロフ) - 名無しさん» 可愛いと思います！めっちゃ童顔なんで( ´艸｀) (2018年8月2日 20時) (
レス) id: d877de1a29 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 風螺かわいいイメージが湧く(´∀`) (2018年8月2日 19時) (レス) id: 8a96e91b77 (このIDを非表示/違反報告)
とりっぴー(プロフ) - 名無しさん» ありがとうございます！！！私もそのようなコメントを頂きとても活が出ます！！今後ともよろしくお願いします！(*´ω`*) (2018年8月2日 19時) (レス) id: d877de1a29 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - これからの展開にワクワクさせられます！ (2018年8月2日 18時) (レス) id: 8a96e91b77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とりっぴー | 作成日時：2017年11月2日 22時
