２６話 上司と部下再び ページ33
風「もう埒が明かないからとりあえず始まりの場所に行こう！僕にいい考えがあるんだ」
そう切り出した風螺にとりあえず従ったほか三名。あのまま話し続けていたらきっと変な方向に話が入っていたに違いない。
しかし、４人が初めて会ったあの場所、廃工場で何をするつもりなのだろうか？深弥には風螺の考えることが理解できなかった。
政典の家からはさほど遠くなく、数十分程度で廃工場に着いた。風螺は何かを探しているらしくきょろきょろとあたりを見渡している。
風「んー…この辺りにあるはずなんだけど」
深「おい、風螺一体何を探して___」
深弥が風螺に何をしているか尋ねようとしたところその声は遮られた。
？男「君たち、子供が一体ここで何をやっているんだ」
その声は子供たちにとって聞き覚えがなく、何か威圧感を覚え、夏場だというのに少しだけ寒気を感じた。とっさに振り返ったその先には一人の長身の男と男と比べて極めて小柄な女が並んで立っていた。男のほうは黒いスーツを脱いで片腕に持っており、Ｙシャツの袖を折り曲げていた。女のほうはというと男とは正反対で、夏なのに女性用スーツをきれいにしわなく着こなしていたが、どことなく幼さがありあまりスーツは似合わなかった。
風「あ、もしかしてここの管理人さんですか？」
？女「いえ、私たちはこういうものです」
そう言うと男と女はポケットから手帳を取り出し子供たちに見せてきた。
日「中央警察署の紅月悠佳さんに芹沢陽菜さん？刑事さんが何故ここに？」
陽「はい、あなたたちに少しお聞きしたいことがありまして…」
悠「暑い中ここを見張っていたらアタリだったってわけだ」
男刑事の言うことに深弥は疑問を抱いた。
深「見張り？刑事さん、何だって俺たちがここに来るってわかったんだ？」
悠「ああ、君たちの中の一人の同僚に聞いたよ。ここで何が起こったか洗いざらいすべてな」
森から聞こえるセミの鳴き声が止んだ気がした。
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とりっぴー(プロフ) - 名無しさん» 可愛いと思います！めっちゃ童顔なんで( ´艸｀) (2018年8月2日 20時) (
レス) id: d877de1a29 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 風螺かわいいイメージが湧く(´∀`) (2018年8月2日 19時) (レス) id: 8a96e91b77 (このIDを非表示/違反報告)
とりっぴー(プロフ) - 名無しさん» ありがとうございます！！！私もそのようなコメントを頂きとても活が出ます！！今後ともよろしくお願いします！(*´ω`*) (2018年8月2日 19時) (レス) id: d877de1a29 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - これからの展開にワクワクさせられます！ (2018年8月2日 18時) (レス) id: 8a96e91b77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とりっぴー | 作成日時：2017年11月2日 22時
