３話 いもうと ページ4
風｢あの声は…絶対かわいい女の子に違いない！それ以外考えられない！！｣
風螺は今いる正面玄関の逆側へスキップしながら行った。
深｢あ、おい！待てよ！｣
声の主は工場の奥のほうから聞こえた。もとは工場だったのだから他にも扉があるのだろう。深弥はそう納得した。しかし、声の主は扉ではないとこから入ろうとしていた。割れた窓だった。
？｢いてて…手を切っちゃった｣
しかも、驚くべきところはそこだけではなかった。
深弥は目を見開いた。
風｢予想的中！ようこそかわいい子猫ちゃ__｣
深｢日和？！｣
深弥は気障な風螺の言葉を遮った。
日｢え、お兄ちゃん？｣
風螺は呆然としている。
日｢うわぁ、お兄ちゃん久しぶりだね！元気にしてた？」
深｢ああ、見ての通りだ。そっちこそ相変わらず元気そうだな」
日｢まあね。仕事が大変で毎日へとへとだけど、おかげで体力がついているよ」
日和は濃い紫色のロングヘアーを揺らして「えっへん！」と鼻を鳴らした。
風｢あの……」
完全に孤独になっていた風螺がやっと声を出した。
風｢そちらのお嬢さんは一体…？｣
深｢ああ、すまん。こちらは日和。俺の妹だ。日和、この緑髪は風螺っていうんだ｣
日｢風螺さん、ですね！よろしくお願いします！あ、兄がお世話になってます！！｣
風｢いえいえ、こちらこそよろしく。もう、土方君たらおもりが大変で…｣
深｢先あったばっかなのにおもりもクソもあるかよ！｣
とりあえず！と深弥が大声を出して茶番を終わらせようと二人のほうを向き直った。
深｢ここに来たってことは、日和も招待されたってことか｣
日｢うん、今日は非番だったからお買物しようと街をぶらぶらしてたら、突然メールが来て私びっくりしちゃったよ！なんで、私が異能力者ってわかったんだろう？」
風｢確かに異能力を扱えるものは＿例外を除くと＿２０歳未満の子供だけ。しかもその子供の中でもさらに一部だけしか扱うことができない」
深｢基本誰にでも異能力の資質は持ってはいるが、自分がどんな異能力を持っているか自覚がないと異能力は発動できない…異能力者は世界人口の１割未満だから探すの大変だったろうな｣
そして三人は、近くに置かれていた古びたソファーに腰掛けることにした。すると風螺が「あ。」といい、
風｢これ、見てよ」
ソファーの上に一枚の紙が置かれていた。それには何か書かれているみたいだ。
土方深弥、土方日和、風螺…そして最後に『桜羽』と書かれていた。
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とりっぴー(プロフ) - 名無しさん» 可愛いと思います！めっちゃ童顔なんで( ´艸｀) (2018年8月2日 20時) (
レス) id: d877de1a29 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 風螺かわいいイメージが湧く(´∀`) (2018年8月2日 19時) (レス) id: 8a96e91b77 (このIDを非表示/違反報告)
とりっぴー(プロフ) - 名無しさん» ありがとうございます！！！私もそのようなコメントを頂きとても活が出ます！！今後ともよろしくお願いします！(*´ω`*) (2018年8月2日 19時) (レス) id: d877de1a29 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - これからの展開にワクワクさせられます！ (2018年8月2日 18時) (レス) id: 8a96e91b77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とりっぴー | 作成日時：2017年11月2日 22時
