２０話 意外と立ち直りは早い ページ24
政｢とりあえず、お互い初見だし自己紹介をしようか。…そこの彼はまだ落ち込んでいるようだが、まあそこはどうにかしてくれると助かる」
政典は身体全体を黒いオーラで身にまとっている風螺をしり目にそう言った。
桜｢ボクは桜羽。土方たちとは先日会ったばかりで日は浅いけど、色々あって助け助けられの関係だよ。先程は助けてもらってほんとにありがとう。ボクからも礼を言うよ」
桜羽は正座をして礼儀正しく頭を下げる。
深｢ちょっと待って｣
深弥はお辞儀をしている桜羽に向かって言った。
深｢先日って言ったな？｣
桜｢うん」
深弥は部屋に掛けてある時計を見る。時刻はお昼の１２時を指していた。
エ｢どうしたんだ？腹でも減ったのか？」
深｢違うそうじゃない…俺たちが初めて会った日から何日が経過したんだ？｣
桜｢３日だよ」
深｢……ッ！！｣
深弥は自分が着ている服の匂いを嗅いだ。いや、正確に言うなら自分の体臭を嗅いだ。
桜｢たった、３日じゃん。いちいち体臭なんて気にしなくていいじゃない」
深｢だって、不潔だろ…！ああ、通りでやけに桜羽がいい匂いだと思ったんだ。お前、ちゃんと風呂入ってたろ｣
桜｢当たり前じゃん」
日｢私は別に気にならないよ」
深｢お前なあ！そういう仕事柄、というかその前に女の子なんだから気をつけろよ！｣
女子二人にオカンスキルを発動する深弥。それを見かねたのか政典はため息をついて言った。
政｢どういう状況か全く理解できないが、こうなった以上深弥は止められないからな。話はあとでいいから風呂入ってこい」
政典に言われて、先に女二人が入浴しに脱衣所に向かった。
風｢ねえ、土方君」
いつ立ち直ったのか、風螺は身体を深弥に摺り寄せてきた。それを避けて少し離れて「なんだ」と深弥は返した。リビングにいる二人の耳に女たちのキャッキャウフフな声が聞こえてくる。
風｢僕たち、女の子が入った湯船に入るわけなんだよね？」
深｢それがどうした？｣
風｢え、普通察しない？なかなかないよ、女の子が入った風呂に入ることって。めちゃくちゃ興奮しない？…あ、そっか、兄妹だもんね。何回も経験しているからわからないか！というか、日和ちゃんと一緒に入ったことあるでsy＿＿」
風螺の火照った顔面に正拳をくらわす。
深｢お前、まさか日和をそんな目で見ていたわけじゃないだろうな…？｣
風｢ひええ、怖い怖い。さては土方君、ブラコンだね？」
深｢次、変なこと言ったら湯船を赤に染めるからな｣
深弥くんの立ち絵(飛ばしてもらって結構です！)→←１９話 う、嘘だ！！！！
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とりっぴー(プロフ) - 名無しさん» 可愛いと思います！めっちゃ童顔なんで( ´艸｀) (2018年8月2日 20時) (
レス) id: d877de1a29 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 風螺かわいいイメージが湧く(´∀`) (2018年8月2日 19時) (レス) id: 8a96e91b77 (このIDを非表示/違反報告)
とりっぴー(プロフ) - 名無しさん» ありがとうございます！！！私もそのようなコメントを頂きとても活が出ます！！今後ともよろしくお願いします！(*´ω`*) (2018年8月2日 19時) (レス) id: d877de1a29 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - これからの展開にワクワクさせられます！ (2018年8月2日 18時) (レス) id: 8a96e91b77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とりっぴー | 作成日時：2017年11月2日 22時
