１９話 う、嘘だ！！！！ ページ23
森からだいぶ離れた市街地に車は入っていった。そして揺られて約１５分、政典の運転する車はとあるマンションの駐車場に入っていった。車から降りてエレンに案内されるまま深弥たちはマンションのエントランスへと向かっていった。そして、６人は狭いエレベーターに乗り、何階かわからず止まった階で降りて外を眺めるとかなりの高さがあった。
狭い通路を先頭で歩いていた政典が通路の中ほどの扉の前で足を止めてズボンのポケットからガチャガチャと何かを漁り始めた。深弥は扉の隣にある表札を見ると『９０５ 紫崎政典』と書かれていた。
政｢遠慮なくくつろいでいってくれ」
政典は扉を開けてそう言った。
４人を部屋に通すと、そこには生活感あふれるものが置かれていた。部屋自体そこまで広くないものの、ソファーと小さな机、小型テレビとリビングにはそのくらいしか置かれていなかったので、６人が同じ部屋にいてもそれほど狭いとは感じなかった。
風｢えーっと、政典さんとエレンちゃん…でしたっけ？見知らぬ僕たちまで拾ってくれてどうもありがとう」
風螺は心からそう思った。
エ｢“エレンちゃん”ね……」
エレンは苦笑いして中性的な声で言った。
風｢え、僕何か気に障ったこと言ったかな…？」
風螺は可愛い女の子には優しくするをモットーにしているため、少しばかり動揺した。
そこで、深弥は苦笑いするエレンに代わって説明した。
深｢確かに、最初は誰でも勘違いするよな。あいつは見た目は女だが、性別はちゃんと男なんだ｣
エ｢うん、別に女装しているわけでもないからな」
流石の女好きである風螺でも全てお見通しというわけにはいかなかったようだ。どこからどう見ても大都会でスカウトを受けてモデルをしていそうな風貌なのに…男？風螺と桜羽は脳内キャパがオーバーして理解できるまで時間がかかった。
風｢…この僕が、野郎と女性を間違えるだって…？この僕が…」
どうやら風螺は相当なショックを受けてしまったようだ。立ち直るのにも、相当な時間がかかりそうだった。
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とりっぴー(プロフ) - 名無しさん» 可愛いと思います！めっちゃ童顔なんで( ´艸｀) (2018年8月2日 20時) (
レス) id: d877de1a29 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 風螺かわいいイメージが湧く(´∀`) (2018年8月2日 19時) (レス) id: 8a96e91b77 (このIDを非表示/違反報告)
とりっぴー(プロフ) - 名無しさん» ありがとうございます！！！私もそのようなコメントを頂きとても活が出ます！！今後ともよろしくお願いします！(*´ω`*) (2018年8月2日 19時) (レス) id: d877de1a29 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - これからの展開にワクワクさせられます！ (2018年8月2日 18時) (レス) id: 8a96e91b77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とりっぴー | 作成日時：2017年11月2日 22時
