はじめまして、青春学園中等部の副会長です！ (ページ46)

今日:13 hit、昨日:56 hit、合計:221,749 hit

【28.5球目】ページ46

乾side

高倉のおかげでなんとか特別メニューの準備が整った。

本当に高倉さまさまだ。

「ところで乾ぃー！よくこんだけ多くのテニスボール用意できたねー」

特別メニューの説明を終えて菊丸が聞いてきた。

「おれ、1人ではなかったからな」

「えぇー？どーいうことー？」

「高倉に昼休み手伝ってもらった」

　「「「え゛っ！？」」」

菊丸だけでなく周りにいた大石、不二も反応した。

「高倉さんが！？」

「ああ、そうだよ。おかげで今日の練習に間に合った」

「そーなんだ、明日にでもお礼を言わなくちゃなぁ～」

ボソッ「ふ～ん、Aちゃんが言ってたのはこれの事だったんだね」

ボソッ「にゃ～んだ！Aちゃんの言ってた用事ってコレの事だったんね」

「ん？何か言ったか菊丸に不二」

「にゃんでもないよー」

「何でもないよ」

なぜか不二と菊丸はスッキリとした表情をしていた。

しかし...

　「「(...でもそれって乾と2人っきりだったってことだよね...？)」」

その後、パワーアンクルの鉛の枚数をレギュラーは10枚まで増やすと言った時の抗議のボールが、不二と菊丸だけ妙に多かったのは謎である。