【24球目】お昼休み ページ40
授業中私は乾君が言っていたことが気になり全く集中できなかった。
『(協力って何をすればいいんだろう?っていうかなんでテニス部には秘密なんだろう?...ダメだぁ〜そのことが気になりすぎて授業内容が全く入ってこない...)』
キーンコーンカーンコーン
そうこうしているうちに授業の終わりを告げるチャイムが鳴った。
「あれぇ〜?Aちゃんどこ行くのぉ〜?お弁当食べにゃいの?」
『う、うんちょっと用事があって2人とも先に食べてて』
ちなみに初めのころは幼馴染の杏とお弁当を食べていたのだが、お互いクラスの子との時間を大切にしようということになり一緒にお弁当を食べるのは1週間に1度になった。
そして、私は菊丸君と不二君とお弁当を食べることとなった。
初めは抵抗があったが慣れとは恐ろしいものだ。
「そっか、いってらっしゃいAちゃん」
『うん行ってくるね』
私は乾君のいるテニス部の部室へ向かった。
「わざわざ、すまなかったな高倉」
部室につくとそこにはすでに乾君がいた。
『別にいいよ、ところで私は何をしたらいいの?』
「特別メニューの手伝いをして欲しい」
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作者名:おりひめ | 作成日時:2020年1月26日 16時