はじめまして、青春学園中等部の副会長です！ (ページ30)

今日:26 hit、昨日:15 hit、合計:221,706 hit

【14球目】涙もろいページ30

「高倉さんは立派に副会長を務めているよ！頑張りすぎなぐらい頑張っているよ！」

私が勝手に落ち込んで黙り込んでしまうと
大石君が食い気味に言った。

『っ！ありがとう大石君、本当にありがとう、自信出てくる、あっ！次の試合のテニスコートってこっちだよね？行こう大石君』

副会長として頑張ってきた私にとって大石君の言葉はすごくうれしかった。
うれしくて...とてもうれしくて涙で視界がにじんできた。
大石君に気付かれないよう私は誤魔化した。

『(手塚君の時といい最近涙もろいな、しっかりしなきゃ！)』

「ん？高倉も見に来たのか？」

声のする方を見るとそこにはノートを手に持った乾君がいた。

『久しぶり乾君！うん、菊丸君に誘われて、私も例の１年生君の事気になっていたから見に来たの』

「あれ？乾と高倉さんって知り合い？」

『２年生の時同じクラスだったの。席替えで隣になってそこから仲良くなったの』

「高倉A1月10日生まれ、血液型はA型、好きな食べ物は卵と餃子とチョコレート、嫌いな食べ物はピーマンとブロッコリー、苦手なことは運動と人前に出ること、趣味はピアノにお菓子作りあとは読書、聞き手は右、身長160㎝、体ｊｙ」

『わーわーわー！！！ストップ！ストップ！相変わらずだね乾君』

乾君の言葉をさえぎり私は苦笑した。