沖と拓 第5話 ページ5
沖 雅也―――――。
これが俺の名前だ。
«高校生時代»沖side
麻里――、綾瀬麻里は俺の彼女だった。
幼馴染で、家族ぐるみで仲がよかった。両家が集まれば宴会同然。父達は直ぐにビールを飲み始める。母達は2人で料理をする。俺たちはゲームする。各々楽しく過ごしていた。
俺はまだ、自分が普通じゃないって分かってなかった。その時の俺は、多数の異性からアプローチされていた。簡単に言えば多少はモテていた。でも俺は誰に告白されてもときめかなかった。何度か交際に発展したことはあったが、特に思い入れもなかった為長くは続かなかった。
でも麻里とはだいぶ長く続いた。
元々仲がよかったからか、今までと比べ物にならないくらい楽しかった。家族は認めてくれた。俺もきっと麻里と結婚するのだと思っていた。
麻里と交際し始めてから2年経った高校3年の秋に、俺の人生は激変した。
｢雅也…俺、雅也の事恋愛対象として好きなんだ…。…雅也には麻里がいるもんな。無理なのはわかってるから…。｣
俺の友達、亜希から打ち明けられた。
俺は悩んだ。異性なのだから断る他ない。でも何故か引っかかる。何処か妙な感じがあった為、精神カウンセラーに相談した。麻里とのこと、亜希のこと。
何度かカウンセリングした後、俺はゲイなのではないかと分かった。これまで付き合った女性に全くときめかなかったのと、亜希の事が気にかかっていたのが決め手だった。
麻里にはちゃんと話した。その後に亜希に言った。最後に両親。勿論麻里はショックを受けていた。でも受け入れてくれた。
｢私と居てくれてありがとう…。私応援するから！絶対幸せになってね！｣
とまで言ってくれた。
亜希は驚いていたが、すぐに分かってくれた。
｢雅也が俺の事好きってわけじゃないんだろうけど、同じ同性愛者として応援してるからな｣
と言ってくれた。
両親だが、父親のみ受け入れてくれた。
母親は俺を軽蔑した。完全に避けていた。もう母親とは話せないのだと悟った。自分は異常なのだと。
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続く (更新停止中)
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彩沙(プロフ) - ゆーちゃんさん» ありがとうございます！作ってて麻里ちゃん良い子だなーと思ってました…。沖さんがこの後どうなったのかは考えてませんが、ちゃんとイケメンにしてくのでお楽しみに!! (2019年10月12日 22時) (
レス) id: f192a19238 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーちゃん - 麻里ちゃんの性格が好きすぎてヤバイ。沖さぁぁぁぁん！！！好きだよぉぉぉぉぉぉぉぉ！！！ (2019年10月12日 22時) (レス) id: 8dc8a9480c (このIDを非表示/違反報告)
彩沙(プロフ) - ゆーかさん» ゆーかさんありがとうございます…！投稿頑張ります！ (2019年9月16日 19時) (レス) id: f192a19238 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーか - 彩沙さんお久しぶりです！オリジナルでここまで書けるのすごい…これからも投稿頑張ってください！楽しみにしてます！ (2019年9月16日 18時) (レス) id: 8dc8a9480c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩沙 | 作成日時：2019年9月15日 21時
