恋模様 (ページ6)

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『やっぱり深澤カップル来れないらしいので次の機会で……』

みかの一言で

翔太くんの顔が一瞬寂しそうな気がした。

『あいつらホントに付き合い悪いよな』

涼太くんが翔太くんの肩をポンと叩きそう言った。

『あぁ、いつになったら来るんだよ(笑)』

苦笑いをしながら翔太くんは話を続けた。

とりあえず桜が散る前に5人でやろうと言うことになり当日を迎えた。

午後の授業がなかったわたしと翔太くんが

買い出し係になった。

これもそれもきっとみか様のはからいである。

『場所は朝、涼太が取っておいてくれたらしいから』

翔太くんと買い物袋を下げて歩く

『なんかたくさん買っちゃったね』

『涼太に怒られそうだな(笑)』

ふと片手が軽くなる。

えっ！？と隣に顔をむけると

『重いだろ？痩せてるけどこれくらい持てるから(笑)』

2人でいるだけでドキドキしてるのに

更にドキドキさせてくる翔太くんは

やはり無敵の王子様だ。

『ありがとう』

この間な、涼太がさ……と

わたしを飽きさせないようにずーっと話をしてくれる横顔を見ながら

“好き“とゆう気持ちを日に日に実感していくのだった。