恋模様 (ページ4)

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最近はみかと翔太くん。そして2人の友達の涼太くんと4人でお昼を一緒にする事が多くなった。

『今度さ、みんなで集まるのどうすんの？』

『あ～なんか深澤バカップルがまた予定があるっぽいよ』

『いっつもアイツらでダメになるよな(笑)』

3人の話を頭に？を浮かべながら聞くことはよくある事だった。

やっぱりわたしの知らない月日が溝を深める。

話を聞きながらお弁当の卵焼きに手を伸ばしたその時。

『今度Aちゃんも一緒に来る？』

気が効く涼太くんならではの一言。

『そうじゃん！Aもおいでよ～！2人にはちょいちょい話し出してるし』

行きたいけど……そんなみんなの輪の中に入る自身もないし、なんせ翔太くんの反応が気になる。

チラっと翔太くんの方を横目で見るがなんだか難しい顔をしている。

やっぱりそんなとこにわたしが入るのって……

『いくらなんでもAちゃん1人を連れてくのはちょっと……』

ですよね～。完全に。

期待した自分がバカだった。

『だから誰か俺らみんなが知ってるやつもう1人連れてくとか？』

翔太くんからの提案にみんなが頷き出す。

『あ！そっか。1人じゃさすがに寂しいか。誰かいるかなー？』

なんだかわたしが話す前にどんどん展開が進んでくんですが(笑)

『照は？』

気が効く涼太くんの言葉。

え！照って岩本照ですよね？！
2人と仲良いなんて初めて聞くんですけど！！

『照くんと知り合いなの？』

やっと口を開いたわたしに翔太くんが答える。

『最近友達の友達で仲良くなったんだよな』

照くんがいれば確かに大丈夫かも。

照くんは唯一のわたしと高校が同じ男の子。

ここの大学に進んだのも2人だけだったから、
人見知りのわたしと1年の時に一緒に居てくれる事も多くて。
優しいからなんでも相談していくうちに仲良くなった。

翔太くんの事はまだ話してないけど
イケメン王子を見つけたまでは言ってあるから協力してもらおうかな。

なんだか楽しくなってきたぞ(笑)

ひとりニヤついた顔を隠しながらお昼を過ごした。