陸拾参 ページ9
あれから間もなく隠がやって来て、私と炭治郎は蝶屋敷に連れられた。ｱｯみなさんこの間ぶりです…。
「Aさん、大きな任務のごとに来るのはやめてください。こちらは心臓がいくつあっても足りません」
『すみません……』
意識が一応あった私はしのぶさんに直接怒られる。
「炭治郎くんもですよ」
固く目をつむったままの炭治郎にしのぶさんが言葉を投げかける。
「身を呈してAさんを守ったことは褒められるべきことですが、あなた自体がこんなことになっては意味がないでしょう」
咎めるようで、どこか優しい声だった。その声はだんだん尻すぼみになっていく。違う。私の意識が遠のいているんだ。
私が微睡んでいるのに気づいたのかしのぶさんが
「痛み止めが効いていたのでしょう。そのまま眠って大丈夫ですよ」
と、優しく微笑んだのが見えたので私は安心して目を閉じた。
次の日、朝日を感じて目を覚ますとなんか視線を感じた。感じた方を見てみると
『いや、炭治郎起きてたんかーい』
炭治郎が真っ直ぐこっちを見ていた。そりゃ背中怪我してるんだから横向きか。でもこっちじゃなくてもよくね？
「A……すまない。その、大丈夫だったか？」
炭治郎が恐る恐る聞いてくる。何を言ってるんだ。
『炭治郎バカだね！！！！』
「なっ！？」
『あの時炭治郎が庇ってくれなかったら死んでたし、正直炭治郎の状況が危なすぎてなんで私のこと庇ったんだって思ったし、惚れちゃうだろかっこよすぎだばかったれ！！』
とりあえずありがとう！！と叫ぶとアオイに怒られた。ごめんなさい。
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悠 - うっ、しのぶさん…好き…ﾊﾞﾀｯ (2022年6月27日 20時) (
レス) id: bd033ea8fc (このIDを非表示/違反報告)
uta(プロフ) - 冨岡さんがこだま...((めっちゃ分かるっっ!!! (2022年5月27日 13時) (レス) @page33 id: 7b0687ca5e (このIDを非表示/違反報告)
優兎 - なんか、できたてたてホヤホヤの蜂蜜ってエr((すみません、小５です (2021年6月17日 17時) (レス) id: 2470a19cd7 (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - dinner bornさん» ありがとうございます！嬉しいです！ありよりのありやと嬉しい……な！？(笑) (2020年5月20日 16時) (レス) id: e8088c70b5 (このIDを非表示/違反報告)
dinner born - とても面白くてついつい読み進めてしまいました。これもありよりのあり...？ (2020年5月20日 14時) (レス) id: 1da8ba8178 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかね
| 作成日時：2019年12月10日 2時
