柱だけじゃなくてかまぼこ隊の様子までおかしくてわろたにえん【鬼滅の刃】

捌拾壱 ページ35

みなさんお忘れではないだろうか、私のお屋敷のことを……。今日！やっと！お館様から！用意できたと文が来ました！拍手！！！





伊藤さんの足に括り付けられた地図を片手に、澄んだ空気が漂う竹やぶ道を歩く。





しばらくすると大きな日本家屋の屋根が見えてきたので、玄関口の門まで走る。






『うわ〜〜！！おっき〜〜〜！！！』





門を開けると石畳に、敷き詰められた白い綺麗な砂利。歩みを進めると日本庭園が広がっている。





『見て！伊藤さん！鯉がいるよ！鯉！！』







日本庭園のど真ん中に小さな池があってそこには2、3匹ほど鯉がいた。金色、赤白、黒。よりどりみどりだ。





『名前考えよう。シロとクロは確定でしょ』





「オカシイ」





『は？』






「ナラ、Aハ親二肌色ッテ名前付ケラレテイインダナ？耐エラレルンダナ？」




伊藤さんめちゃくちゃ辛辣だな今日。





『肌色はさすがに嫌だからもう少し違う名前にするね』






うーんうーんと唸る。伊藤さん毛繕い始めちゃったよ。一緒に考えてくれないの。





『あ！決めた！！金色が善逸で、赤色が炭治郎で黒が伊之助！これなら文句ないでしょ？』





「オ前ハ本当二男心ガ分カンネエ奴ダナ！！」





『いやお前誰だよ』





見えたもんはしょうがないだろう。男心が分かってたまるか私は女だぞ。

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