柱だけじゃなくてかまぼこ隊の様子までおかしくてわろたにえん【鬼滅の刃】

漆拾伍 ページ20

急いで隊服に着替える。着替えて羽織を羽織って帯刀する。




『よっしゃ！炭治郎準備できた！40秒で支度しな！』




目隠しを解いた炭治郎が真顔で言う。




「無理に決まっている！」




『なんでもいいわ早くしろ』




着替えてる炭治郎に背を向けて彼が着替え終わるのを待つ。着替え終わった、との返事が返ってきたので部屋の窓枠に足を引っ掛けて、向かいの建物の屋根に登る。




あまと屋は一目で分かった。派手な交戦が繰り広げられている。




鬼は目の前の伊黒さん、善逸、伊之助に手一杯そうだ。




下弦並み、と聞いていたが血鬼術は見る限りでは使ってない。




背後から気づかれないようにギリギリまで詰め寄る。助走をつけて思いっきり飛ぶ。




「霧の呼吸 弐の型 朝霧草」




頚には刃が届いた。届いたはずだった。




『え！消えっ……！？』




頚を斬ったはずの鬼の姿が霞のように消えたのだ。




気づいた時には遅かった、かかっていないと思っっていた血鬼術にもうすでにかかっていたのだ。なんてこってい。




「神木気を抜くな！どこに潜んでるかわからん！」




「しかもあの鬼の分身強ぇぞ！」




また新たに出てきた鬼の(分身らしい)に刀を振るいながら伊之助と伊黒さんが言う。




「獣の呼吸 肆の牙 切細裂き」




「蛇の呼吸 弐の型 狭頭の毒牙」




当たっても当たっても消えていく。本体はどれ？？

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