柱だけじゃなくてかまぼこ隊の様子までおかしくてわろたにえん【鬼滅の刃】

陸拾捌 ページ14

『2人1組なんですよね？伊之助喋れないし、私伊之助と組んだ方が……』




「Aは俺と組むんだ!!!」(クソデカボイス)




『っわびっくりした……』




せっかくの私の提案を炭治郎のでかい声で遮られる。さっきから炭治郎おかしいよ？伊黒さんに判断してもらおうと目を向ける。




「いいか竈門炭治郎。何があってもこいつが男に手を出さないか見張っていろ。少しでも男に触った場合その男を締めておけ」




『まさかの私が出す前提だと』




「そして締められる男側」




『初めて意見が合いましたね宇髄さん』




「はい！わかりました！」




『分かってんじゃねえよそこで理解力発揮すな』




「あの……そろそろ時間じゃないすか……？」




ほぼ空気と化していた善逸がおずおずと発言する。伊之助は出されたおかきを食べている。あーあー、着物にボロボロ落として。




「っし、じゃあ派手に行くかぁ」




「待て、なぜ宇髄もついてくる？」




「お前が怪しさ満天だからだろうが」




確かに口元に包帯、鏑丸。怪しい。こんな人に喋りかけられたら怖いよなぁ。




「必要ない」




なんて伊黒さん言ってるけど、




『宇髄さん(顔は)かっこいいからいた方が助かると思いますよ』




一気に静まる室内。




「(これ天元様脈アリでは!?)」




「(Aちゃんそんなこと思ってたのね……！)」




「(四人目になる日も遠くないな)」




『なんでみなさん黙るんで……』




「必要ない！！絶対についてくるなよ宇髄分かったな！！！」




『っわ大声ェ』

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