柱だけじゃなくてかまぼこ隊の様子までおかしくてわろたにえん【鬼滅の刃】

卌伍 ページ1

苦しくて目が覚める。ｳﾞｯほんとなに……？内臓潰れそうってか絶対潰れてる。重い。




覚醒しきらない頭を必死で回転させる。




右を見ると冨岡さん。左を見ると炭治郎。その少し下には炭治郎に乗っかりながら私の腰に巻き付く善逸。セクハラ、極刑。そして私の内臓、呼吸共に苦しめていたのは、私の上に乗っかる伊之助。




猪のかぶりもの外してるから寝てる姿はまじで美女。




じゃなくて。




なんですかぃ？この状況は？




寝心地いいなと思ったら炭治郎の腕枕だし、首締め付けられてんなって思ったら冨岡さんの腕だし。




この状況のついて考えていると、窓から伊藤さんが入ってきた。




「A！オ館様カラ文ノ返事ダ！……邪魔シタナ」




『そこで空気を読む能力発揮しないで??』




文だけ置いていそいそと部屋を出ていこうとする伊藤さんを止める。




私が何度起こしても起きない4人。伊藤さんにつついて起こしてもらった。お前は世界一優秀な鴉だ。




「お館様はなんと言っていた？」




無造作に跳ねた髪の毛を束ねながら冨岡さんが聞いてきた。




が、私の耳にはそんな声も届かない。




″屋敷を用意するのに時間がかかるからもうすこし待って欲しい。本来なら蝶屋敷か蜜璃の屋敷に行くべきなのだろうけど、生憎蝶屋敷は部屋が空いていないし、蜜璃も小芭内と長期任務に出掛けている。Aには申し訳ないけど、義勇か無一郎か天元か実弥の屋敷で世話になることになるけど、それでもいいかな″




答え？そんなの









無理です、お館様。

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