今日はこんな日2 (ページ18)

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高地side

大泣きで引き摺られて始まるのを想定してたから、頑張って下準備して時間通りに泣かずに検査室にきたA(と樹)に感激だわ。
お腹の動きとめるために打った鎮静剤で、少し眠くなるはずで、寝てる間に出来ちゃう人もいるんだけど…

高「ゴロンってしててみよっか」

『こわい、こわい！』

高「まだなーんもしてないよ」

樹「お前ちょっと落ち着けない？(笑)」

『まってっさわんないでっ』

樹「あのさぁ鎮静剤うったよね？……興奮しすぎてなんか全然効いてなくない？」

毛を逆立てたネコみたいに、立ち上がったまま俺らを牽制してる。

高「見てほら！触ってない！何も持ってないよ」

『…っく、ぅん、』

樹「一回マジで落ち着こ！しっかり薬きいたら楽にできるから」

『……んっ』

高「横になれる？毛布かけよっか」

『…っまだしない』

高「いいよまだしない」

やっとベッドに横になったら、鎮静剤が効いてるのか少しトロンとした顔。

樹「眠いなら寝ちゃいな？」

『寝たらなんかするもん』

樹「あは、寝なくてもするから寝た方が楽なんじゃないの？」

睡魔と戦いながらしゃべるAを樹がそっと横向きに固定して俺に合図してくれる。

『…んん、やだ！』

高「あ痛て」

樹「ねえさすがに蹴らないでくれる？」

毛布の中で下着をずらすと俺めがけて足がすごい勢いで飛んできた。

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