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you side




江口「……破壊力やばい」




「わっ」




そのまま腕を持ってかれて、顔の距離が近くなる。




江口「……いい?」




近くなった顔との距離でその言葉の意味はすぐにわかった。




熱を持った瞳で江口に囁くように言われ、私は緊張で声も出せず、コクリと小さく頷くことに精一杯だった。




江口が起き上がり、そのまま私を引っ張って、私はソファに膝をつくように江口に倒れ込む。




私の方が少し目線が高い。




江口の片手は私を支えるように腰辺りにいっていて、もう片手は私の頬に添えてある。




そしてお互い目を合わせてから、ゆっくりとまた近づく。




ぎゅっ、と力強く目を瞑っていると、そっと優しくくる唇の感触に肩をビクつかせた。




江口の右手が、私を安心させるかのように、私の頬を撫でる。




少ししてから、離れて、お互いおでこを合わせる。




江口「…怖かった?」




「………少しだけ」




心臓が壊れるほど暴れている。




そっか、と寂しそうな呟きが聞こえて、私は思わず江口の服を握った。




「……でも、江口だから慣れたい」




江口「…」




「……何されても、いいとは、一応思ってるから…」




江口「………はぁぁぁぁ……」




江口が私を思いっきり抱きしめる。




江口「どこで覚えてくるの、そんなこと」




「…あんま、くっつかないで、心臓やばい」




江口「うん、凄い速い」




「もう!」




江口「…俺もだから」




そう言って、自分の胸に私の手を当てる江口。




……確かに速い…。




江口「俺も緊張してる」




真っ直ぐ私のことを見てそう言われ、思わずまた照れてしまって言葉が出なくなる。




江口「……もう1回」




「………うん」




私は今度は小さく返事をして、私たちはまたもう一度、キスを交わした。

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すもも*(プロフ) - みく。さん» ありがとうございます!最後なので豪華にしてみました!!こちらこそ最後まで読んでくださり、ありがとうございました!! (2021年3月30日 20時) (レス) id: 21cf1f4707 (このIDを非表示/違反報告)
みく。(プロフ) - 完結おめでとうございます!まさかの3人集合お助け(?)パターンだったとは・・・!占ツクを離れるのは寂しいですが次の作品に出会える事を祈ってます!本当に良い作品をありがとうございました(*^^*) (2021年3月30日 7時) (レス) id: fff187bddf (このIDを非表示/違反報告)
すもも*(プロフ) - サチさん» ありがとうございます!!すごく嬉しいです!!最後まで本当にありがとうございました! (2021年3月29日 8時) (レス) id: 21cf1f4707 (このIDを非表示/違反報告)
サチ - 完結おめでとうございます!ずっと読ませて頂きました。色々な事情があり、占ツクも辞めてしまわれるのは残念ですが、また機会があれば作品を作りに来て下さい!素敵な作品ありがとうございました! (2021年3月28日 22時) (レス) id: 379e7fdd5e (このIDを非表示/違反報告)
すもも*(プロフ) - みく。さん» 林田さん怖いですよね笑誰が助けてくれるのか色とりどりで私も悩んでいます、、。ありがとうございます! (2021年3月25日 8時) (レス) id: 21cf1f4707 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すもも* | 作成日時:2020年12月28日 16時

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