声優界最強姉弟

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you side






早速修正に取り掛かるがこれが中々時間がかかる。




座ったり立ったりが多いため、疲れるし、何より入れ替わりが激しい。




最初のシーンもっかい撮ろう、となり、終わったと思ったら最後のシーン撮りなおそう、などは当たり前のこと。




声優さんがぐるぐると位置を代わり、台本をめくって準備する。




みんな集中しているからやっている途中は全く考えないが、ふとこの光景を第三者が見たら、ピリピリしてるんだろうな、とビビってしまう空気だ。




漫画家さんが話を作り、制作会社が色を付け、動きをつけ、監督の指示の元私たち声優がキャラクターに命を吹き込む。




これをやってやっと、1本のアニメが作れる。




そのためには1つの動作も気を抜いてはいけないのだ。




声優、という仕事は1本でやっていくにはかなりキツい仕事だが、やりがいは沢山ある。




だから私は声優を辞められないのだ。




このピリピリしてる空気、皆が台本を真剣に見つめる目。




全部好きだ。




演技している人を見ながら、座って、自分のシーンが来るのを待つ。




監督「じゃあ瑞希先輩と響のシーン、もっかい撮ろうか、瑞希先輩はもうちょっと冷静さがあってもいいかな」




「わかりました」




ふぅ、と深呼吸をして、真礼と場所を代わり、マイクの前に立つ。




冷静に、クールな先輩。




私は頭の中でイメージして、息を吸った。



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超オリジナルのてきとうに作ったアニメです…。
こういうアニメあるんだあ的な感じで流してもらえると有難いです…。

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