声優界最強姉弟

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you side





ｶﾒﾗﾏﾝ「次は笑おうか、仲良いのが欲しいな」




江口「あ、じゃあ次Aソファ座る？」




「あ、うん、江口は？」




江口「俺今度横行くよ」




私がソファに座ると、江口はしゃがんで肘置きのほうに頬杖ついて私の方を向く。




ｶﾒﾗﾏﾝ「じゃあ普通にお喋りしたり笑ったりしよう」




カメラマンさんの明るい声でそう言われて、私の苦手なのがきた。



必ずと言ってもいいほど、そういう指示をどこか1枚は言われる。




喋るってなんだ？と13年目になりながらも思っている。




江口「さっきのラジオでさ、2本目くらいに俺噛んだじゃん」




「あぁ、噛んでたねw」




江口「なんか噛んだの久しぶりでちょっと恥ずかしくなったw」




「ねえもう私たち話す話題なさすぎじゃない？w」




江口「もうさずっと話しちゃってるからこれと言って話すことないんだよねw」




カシャカシャと聞こえながら喋る。




江口も頬杖が疲れたのか、両肘を置くだけにしたりとポーズを変えている。




ｶﾒﾗﾏﾝ「いいねえ！自然な笑顔！！いいの撮れたよ見て見て！」




終わったようで確認しに行くと、さっきとは一変して、いつもの私たち。




さっきのかっこよかった雰囲気はどこへ…。




ｶﾒﾗﾏﾝ「さすが同期だね、写真見たらすぐ分かる仲の良さ、Aちゃんも相変わらずいい女だし江口くんも写真映えするねえ」




このカメラマンさんは割とずっとお世話になってて、凄く褒めてくれる。




「いい女ってww」




ｶﾒﾗﾏﾝ「よし、じゃあインタビューの方行っといで、写真は任せて」




A江口「お願いします」




ｲﾝﾀﾋﾞｭｱｰ「ではこちらにお願いします」




撮影中ずっと見てて待機してくれてたインタビュアーの人に案内されて、楽屋に戻る。




ここのビルは楽屋が綺麗だからこういうインタビューの場所に使われる。




荷物が映らないようにドア付近に荷物を置いて、ソファに座って受ける。




ｲﾝﾀﾋﾞｭｱｰ「それでは、インタビューを初めて行きます、よろしくお願いします」




A江口「よろしくお願いします」

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