お泊まり ページ28
you side
江口「じゃあお邪魔しました、また明日ね」
西山「お邪魔しました、ごちそうさまでした」
「はーい、また明日ね〜」
裕一郎と私とで2人のお見送りをして、2人が出てから音が出ないように鍵を閉める。
「シャワーでいいよね」
梅原「うん」
「私洗い物するから先にお風呂入っちゃって」
梅原「わかった」
そう言って、いつも裕一郎が来ると使っている部屋に行き、下着やらパジャマやらを持ってそのままお風呂場に行く裕一郎。
私は黙々と洗い物をする。
洗い物もあともう少しで終わるというところで電話が鳴る。
私のだ。
「はい梅原です」
マネ「あ、梅原さん夜分遅くにすみません」
「大丈夫ですよ、お疲れ様です」
マネージャーは今日は夜遅くまで会議が入っていると前々から聞いていた。
多分今頃会議が終わったのだろう。
マネ「梅原さん、あの写真集発売決定しました」
「……え?なんだって?」
私は思わず動きが止まってしまった。
…写真集?発売決定?
実は私は写真集を出したことがない。
弟ですら出したというのに、だ。
マネ「さっき会議してたんですけど、急遽決まりまして」
「はあ…」
思わず気の抜けた返事をしてしまう。
…写真集…。
嬉しいけど、もう31歳だぞ…。
三十路の私の写真集が売れるのか心配なところではある。
マネ「じゃあもう夜遅いので詳細は明日伝えますね、仕事が終わり次第事務所に来てください」
「分かりました」
そう言って、とりあえず電話が終わる。
梅原「電話?」
切ったところで裕一郎が出てくる。
まだ髪の毛は濡れていて、タオルを肩にかけている。
「あぁ、そう」
梅原「誰から?」
「マネージャーから、…ちょっと裕一郎そこ座って」
梅原「え?うん…」
私は裕一郎と向かい合うように座る。
梅原「え、なに怖いんだけど」
「……裕一郎、どうしよう…」
梅原「?」
「わ、私ね」
梅原「うん」
「………写真集出すことになった」
梅原「なんだよいい報告かよ…」
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すもも*(プロフ) - たるちさん» ありがとうございます!漢字間違いが多くて申し訳ないです…皆さんのご指摘には感謝しかないです… (2020年9月7日 17時) (レス) id: 21cf1f4707 (このIDを非表示/違反報告)
たるち(プロフ) - すもも*さん» いえ!斎藤と斉藤ってよく間違えちゃいますよねwお話も楽しく読ませていただいてます。これからも頑張ってください!応援してます。 (2020年9月6日 22時) (レス) id: 2ec52c8f5d (このIDを非表示/違反報告)
すもも*(プロフ) - たるちさん» ご指摘ありがとうございます! (2020年9月6日 20時) (レス) id: 21cf1f4707 (このIDを非表示/違反報告)
たるち(プロフ) - 16ページ、ハイキューの最後に出てた斎藤って壮馬くんのことですかね?もしそうであれば表記は斎藤ではなく斉藤かと思います。もし壮馬くんじゃなかったらすみません! (2020年9月5日 12時) (レス) id: 2ec52c8f5d (このIDを非表示/違反報告)
すもも*(プロフ) - slowlybutsurelyさん» ありがとうございます!修正させていただきました! (2020年9月3日 19時) (レス) id: 21cf1f4707 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すもも* | 作成日時:2020年8月27日 16時