ずっと ずっと

第37話　どこ？† ページ38

貴方side


西川「電話してみるよ。」
A「お願いします。」
いづみ「そういえば最近たかみなちゃん帰るのやたら早くなかった？」
槇原「確かに！ご飯誘う暇もなかったよね。」


さらに嫌な予感。


西川「たかみな出ないんだけど。」
A「そうですか…」

高見沢「おつかれー、今日さみんなで飲みに行くらしいんだけどどうする？」
西川「今それどころじゃないです。」
高見沢「どうした？」
西川「たかみなが約束すっぽかしていなくなったんです。」
高見沢「帰っただけじゃないのか？」
西川「Aちゃんと帰る約束してたらしくて。」
いづみ「たかみなちゃん、約束破るような子じゃないですし、電話にも出ないんです。それに最近なんか変だったし。」

光一「高見沢さん、どうしました？」
剛「遅くないですか？」
高見沢「たかみながいなくなったらしくて。」
光一「たかみなが？」
剛「最近帰り早いなたかみな。 なんか関係あるんやろか？」

A「あの？今日みなみちゃんの前で喧嘩とかしましたか？」
剛「してへんよ？どないしてん。」


喧嘩が怖くて逃げたんじゃないのか…。


A「じゃあ、みなみちゃんにつっこむときに叩いたりとかは？」
西川「してないけど。」
いづみ「どうしたの？いきなり。」
剛「わけありって感じだけど。」


これ以上隠しきれないかな。

そして私はすべてを話した。


A「って事があって、今私の家にいるんです。」
西川「ひどい話だな。」
いづみ「もしかして、たかみなちゃん最近売れてるから居場所がわかっちゃったんじゃ…」
高見沢「それは相当まずいな。」
光一「だったらもっと早く助け求めるんじゃ」
A「みなみちゃんそういうことしないタイプなんで、誰かが気づいてくれるまで我慢すると思います。」
剛「ここに手紙とか落ちてないん？探す価値はあると思うよ。」


ということで、みんなで探すことになった。


槇原「みんな！あった！」
西川「なんて書いてあんの？」
槇原「助けてください。もう限界。って。」
西川「やばいやん！」
いづみ「でも、どこにいるのかわかんないよ？」
A「それならわかります！みなみちゃんの携帯買うとき、居場所が分かるアプリの一番精密なやつダウンロードしたんで。 それ使えば。」
西川「どうするん？」
A「みなみちゃんの携帯の位置情報をアプリ内で検索すれば…、でました。」
剛「ここどこ？」
光一「ビルの名前的にラブホやな。」


なんでラブホ？

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