元暗殺者はFBI！？ 【暗殺教室×名探偵コナン】

８話 ページ9

千夜Side




ピ、ピピ、ピピピ。


遠くで目覚ましがなっている。


セットした覚えはないんだけどな。


そう思って手を伸ばして目覚ましを止めようとした。





『あれ、うわっ』




だが伸ばした先に目覚ましはなく、ベットから落ちてしまう。


そっか、日本に帰ってきて赤井の家だっけ。


目覚ましはテーブルの上にメモと一緒に置いてあった。






ちょっと出掛けてくる。

夜には戻る。

冷蔵庫にシチュー入ってる。





簡潔なメモはきっと赤井だろう。


あとで美味しく召し上がるとしよう。


携帯を開くとメールが届いていた。


ベルモットからだ。






１３時に米花駅に迎えに行くわ。





１３時か……………。


そう思って時計を見ると。




……………え、１２時！？


だから赤井は目覚ましをかけて行ったのか。


起こしてくれればよかったのに！


慌てて着替えてシチューを食べる。


うん、美味しすぎて文句一つもありません。



そして私は家を飛び出した。



米花駅についたのは１３時ギリギリ。


ベルモットはもう変装して来ていた。




べ「久しぶりね、マリー。いきなり遅刻だなんて珍しいわね」



『遅刻ってギリギリでしょ？それより仕事って？』



べ「ジンから聞いてちょうだい。そのために私が来たんだから」





そう言ってヘルメットを投げられる。


私はヘルメットをかぶってバイクに跨り、


しっかりと彼女に掴まった。





…………ベルモットの運転は上手いけど、荒いから嫌いだ。

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