【弱虫ペダル】You are My.angel.【ハイキュー】 (ページ4)

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その男、荒北靖友。~Side俺~ ページ4

「ここが俺が担任で持っているクラスだ。」
『はい。』

合図をしたら入ってこいと微笑みかける先生。
同じクラス…隣の席……一体、誰なのだろうか。
そんなことを頭の中でグルグルと考えながら、俺は教室のドアの外で一人立って待っていた。
ドアの中で聞こえるざわざわとした音。

「では、はいってこい!!」

先生の声がした。

*
『えーと。
この度、青葉城西高校から転校してきました。
真波Aと言います。部活はバレー部に入るつもりです。
よろしくお願いします(ﾆｺｯ』

精一杯の笑顔を作り、緊張してるのをばれないようにする。
ところどころ黄色い声が聞こえるが、青葉での女子の声に代えたら別にどうってことないだろう。
いよいよ同室のヤツと対面できる。
そんなことにもドキドキしながら俺は先生の話を聞いていた。

「えーでは、これから仲良くするように!!」
「「「はーい!!」」」

元気の良いクラスメイトだなぁ…((

「じゃあ、真波。
あの窓側一番後ろの席がお前の席だ。
本来は女子が座る席なんだが…良いよな。」
『はい。』

その席へ向かい歩く。

『………』
「じゃあホームルーム終わりー。」

がやがやとしてきた。
トンっと、机に触れてみた。そして、隣を確認する。

『……宜しく。』
「あ？あー、よろしくナァ。」

隣の席は荒北靖友。