森の妖精は睡眠中【ジェイド】 (ページ30)

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その日はトレイと雑談しただけで特に変わったことは無かった

『(昨日のトレイの話が気になりすぎて授業の内容が入らなかった…。テスト近いのにやだなぁ)』

一日が終わる頃には一昨日の出来事をすっかり忘れていた。ジェイドがよからぬ事を考えていることも知らずに……

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

次の日―図書館

『はぁ、今日は体力育成で疲れたよ。少し寝てから調べ物しようかな』

Aは机に突っ伏して寝てしまった……。

同時刻
２年Ｄ組教室

フロ「トレインの授業サボったら呼び出しされちゃったしー、ちょっと幻滅ー。てか図書室に行って必要な本取ってきて欲しいって言われたし。あー、つまんね」

フロイドは内心困りつつ1人で図書室に行くのだった……

フロ「つか必要な本なんつったっけ……猫のオシャレ事情の本…………？」

本棚の隙間から見覚えのある姿が見えた
アレはジェイドが最近気にかけてる子だった•••
見つけた瞬間フロイドは笑顔になった

フロ「アワビちゃん見つけた～。本探すの飽きたし、ちょっとからかってみよ～♡」

『Zzz』

フロ「ﾂﾝﾂﾝ」

『ﾌ､ﾌﾍﾍ………zzZ』

フロ「あー、笑った～♡ｺﾁｮｺﾁｮ」

『くすぐったいよ～…zzZ……ん、コレ夢？』

フロ「ばぁ」

『ﾎﾟｩ？？！』

フロ「あは♡アワビちゃん変な顔～」

Aは驚きのあまり声が上擦ってしまった。