【狩人世界に】転生したら大魔王の妹だった件【遊びに行きます】 (ページ9)

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ようやく地下から出れましたページ9

ヌメール湿原。通称“詐欺師の塒(ねぐら)”
　この湿原にしかいない珍奇な動物たちの多くが人間をも欺(あざむ)き、食料にしようとする狡猾で貪欲な生物である。だっけ？

慧(解。その通りです。ですが主様たちが気にするような珍獣は存在しません)

　当たり前じゃん……そんな存在こんな序盤に居てたまるか

？「ウソだ!! そいつはウソをついている!!」

　おっと始まったか

リ「なんですか、あの煩く醜いサルは」
キ「あれで死んだふりのつもりなんでしょうか…。飛んだ茶番ですね」
ユ「まあまあ。彼らだって必死に生きてるんだから」

　まっ。本当に茶番過ぎてあくびが出て来るけど。確かそろそろ終わるはず……

　ヒソカによってやられた二匹の猿に集まる珍獣たちを見ながら、この世界もどこまでも弱肉強食なんだな、とどこか寂しく思った…
　でも、そんな感情はこの世界にとっても、私たちの世界にとっても必要ない、価値なんてないものだ

ユ「さ。行きましょう。ハンターたちに変に目を付けられるのは面倒よ」

　にしても頓智気(とんちき)な生物だらけね、ここは。まあ魔国連邦出身の私が言う事じゃないと思うけど……
　あ。そういえば

ユ「リリス、キース。先に行ってなさい。私はちょっと寄ってみたいところがあるの」
キ「ですがユキノ様の護衛が……」
ユ「必要ないわ。会場についたら片方が迎えに来ること。行きなさい」
リ＆キ「はっ」

　先に行った二人を見送って、私は明らかにやばい気配をさせている方に向かう

レ「てめェ!! 何しやがる!!」

　おっ。ちょうど始まったあたりだったみたいね。
　せっかくなら原作を見てみたよね。まあ助けるとは言わないけどｗｗｗ
　ここはゴンたちにとって大きな初期地点だからね、余計なことなんてしないよ。どうせ重要人物が生き残ることは分かり切ってるしね