出会い ページ7
？「さて、一応確認いたしますが、ハンター試験は大変厳しいものがあり、運が悪かったり、実力が乏しかったりするとケガをしたり、死んだりします。先程のように受験生同士の争いで再起不能になる場合も多々ございます。それでもかまわないという方のみ、ついてきてください」
まあそんなこと言われて今更やめます、諦めますって人なんていない。全員が説明をした男性について行く
？「承知しました。第一次試験404名、全員参加ですね」
銀「まあここまで来てやめる人なんていませんよね。それにしても」
進むペースが上がっていき、すぐに走り始めるようになる
金「速度が上がっていますね、すでに走る必要がありそうだ」
？「申し遅れましたが私、入地試験担当官のサトツと申します」
サ「これより皆様を二次試験会場へ案内いたします」
二次？ なら一次は……
サ「二次試験会場まで私についてくること。これが一次試験でございます。場所や到着時刻はお答えできません。ただ私についてきていただきます」
銀「あら、人間風情が生意気ね。記憶を呼んでやろうかしら」
主「やめなさいって……」
相変わらずな反応の二人に呆れながら走っていると少し後ろあたりが騒がしく聞こえて、行ってみることにした
？「こりゃ持久力のテストなんだぞ！」
？「違うよ。試験官はついて来いって言っただけだもんね」
？「怒鳴るな、余計体力を消費するぞ。テストは原則として持ち込み自由なのだよ」
どうやら黒髪の少年と青年が銀髪の少年がスケボーに乗っていることについて言い争っているみたいだ。と言っても青年の方が一方的に言い負かされているらしいだけど
？「ねぇ君、年いくつ？」
？「もうすぐ１２歳！」
？「……ふーん」
主(銀髪の方の彼、年は下でも実力は上位の子だね。あの年であの実力を身に着けるなんて、並大抵の努力じゃすまないはず。それにあの筋肉の付き方は……声かけてみようかな)
？「やっぱオレも走ろっと」
？「かっこいいー！」
主「おぉー」
？「ん？」
二人の視線が私に集まる
？「オレ、キルア」
？「俺はゴン！ 君は⁉」
主「私はユキノ。こっちの二人はリリスとキースよ」
銀「初めまして」
金「どうも」
キ「オッサンの名前は？」
？「おっさ……これでもお前らと同じ１０代なんだぞ!!」
ゴ「うそぉっ！」
主「ぶはぁ！」
主(確かに肉体年齢も魂年齢もそうだけど、見た目がねぇ〜www)
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作者名：雪瑞美奈子 | 作成日時：2021年7月26日 19時
