【狩人世界に】転生したら大魔王の妹だった件【遊びに行きます】 (ページ4)

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試験会場到着ページ4

私は自分の記憶を慧智之王(ラファエル)を使って復元して、ハンター試験の会場があるザバン市にまでやってきた

主「えっと……確かこの定食屋のはず」
店「いらっしぇーい！ご注文は？」
主「ステーキ定食」
店「……焼き方は？」
主「弱火でじっくりでお願いします」
店「あいよ。奥の部屋だ」

　ふう、よかった
　私たち三人は奥の部屋に通され、扉が閉まると同時に部屋全体が下降する感覚がした

銀「なるほど、こうして民間の協力者を得て受講者を選別しているということですね」
主「そういうこと。それにさっきの会話ならただちょっと贅沢しに来たお客に見えるしね」

　用意されてあるステーキを三人で食べながら雑談しているとB100階。会場についた
　扉が開き、一瞬だけ私たちに一斉に視線が集まり、すぐに別の方を視線を逸らすか、私かリリスを見るかの二択にわかれる

銀「不躾な視線ですね。排除しますか？」
主「放っておいていいよ、どうせほとんどは雑魚よ」
？「番号札をどうぞ」

　視線を無視してエレベーターを降りるとビーンズさんに番号札を貰う。
　私は183番、リリスは184番、キースは185番だった。

？「やあ、君たち新顔だね」

　話しかけられて振り返ると中年のおっさんと言えるような男で、いきなり話しかけられたからリリスもキースも警戒するように前に出る

金「だからなんだと？」
？「そ、そんなに警戒しないでくれよ。俺はトンパ、十歳のころから35回試験を受けているベテランだからな、新人にアドバイスでもと思って……」
銀「結構です。それでは」

　トンパさんの言葉を一刀両断したリリスとキースは遠ざけるようにトンパさんの傍を離れる

銀「怪しい男ですね。ユキノ様に馴れ馴れしく声をかけるだなんて」
金「排除しますか？」
主「だから別にいいて。まだしばらく始まらなそうだから、始まるまで大人しくしてよう。問題を起こして失格になんてなりたくないし」
銀・金「ユキノ様の御心のままに」

　さて、必要最低限の記憶しか復元してないから、これからのことはまだ未知数。しばらく分の仕事を先に片づけて来たんだから、たっぷり楽しまないと損よね