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7日 ページ7

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「いつもいつもそうやって、泣くの我慢してきたんだね。偉いね。でもね、竈門くんは長男だからって言うけど私より、ましてや善逸より歳下なんだからもっと甘えていいんだよ。そんなに気を張ってたらいつか壊れちゃうよ」









竈門くんを抱きしめながら、自分の頭より少し上にある彼の頭を撫でる。少し癖のある赤毛は思ったより柔らかかった。そんな彼は私の肩口に顔を埋めた。









「竈門くんの涙は私が拭ってあげる。竈門くんが甘えたい時には私が頭を撫でてあげる。竈門くんが寂しい時には私がこうやって抱きしめてあげる。私の前では長男じゃなくていいんだよ」









先述した通り、どちらかと言えば竈門くんは私の中で苦手な部類だった。それでも抱きしめてそんな言葉を言ったのは、竈門くんには笑っていて欲しいと思ってしまったからだ。









市松模様の羽織に覆われた肩が震えているのが目に入った。たまに押し殺すような嗚咽が聞こえる。ここまで来て大声で泣かんとするそんな健気な姿に苦笑が零れる。









竈門くんの鬼連れ問題が上がった時、たくさんの隊士が竈門くんの陰口を言っているのを聞いた。彼はそれをどんな心情で受け止めていたのか。どんなに辛いことを言われても、「長男だから」と我慢していたのではないか。考えれば考えるほど切なくなってくる。









生粋の女好きの善逸が竈門くんに対して怒鳴っている声が聞こえる。その声に「うるさい」と返しつつ、私の中で確かに生まれた気持ちに蓋をして、鍵を掛けた。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 竈門炭治郎   
作品ジャンル:恋愛
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あかね(プロフ) - 春巻さん» 炭治郎いいですよね……!良かったです、そう言っていただけて嬉しいです(^^)ありがとうございます、これからも頑張ります! (2020年5月27日 19時) (レス) id: e8088c70b5 (このIDを非表示/違反報告)
春巻 - 炭治郎大好き民なので凄い勢いで読んでしまいました(笑)気づいた時には涙腺崩壊(´;ω;`)ウゥゥとっても素敵なお話でした!これからも頑張ってください(*'▽') (2020年5月27日 18時) (レス) id: 224dfaba1e (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - 遥さん» うえ!こんなちんけな作品をそう言って貰えて喜びの舞です!!嬉しいです、ありがとうございます!! (2020年4月26日 1時) (レス) id: e8088c70b5 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - どうやったらこう、素敵なお話が書けるんですかぁ〜〜(´TωT`)とても泣けました!ありがとうございます(泣)突然馴れ馴れしいコメントすみません。 (2020年4月26日 1時) (レス) id: c53d9db867 (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - うすすさん» そう言っていただけるなんて恐縮です!嬉しいコメントありがとうございます! (2020年3月10日 10時) (レス) id: e8088c70b5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あかね | 作成日時:2020年2月3日 23時

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