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あれから、なぜか分からないが竈門くんに懐かれた私。どこを行くにも竈門くんがついて回る。
合同任務で泊まった藤の花の家紋の家では甲斐甲斐しくお世話をされ、
『……私の方が歳上なんだけど』
『俺は長男ですから！』
という謎の長男理論を展開された。正直、そろそろ竈門くんには辟易していた。距離の詰め方が異常だし、物理的にも距離が近い。あと匂いで人の気持ちを読んでくるところ。善逸も耳が良くてよく読まれたりしたけれど、読んだ感情を口に出したりはしなかった。表情には出したけれど。
しかし、竈門くんは違う。真っ直ぐに人にぶつかってきすぎなのだ。愚直な男。そんな言葉が1番似合う。
そんな彼の印象が変わったのは、出会ってから3ヶ月経った寒い雪の日だった。違う任務でそれぞれ怪我を負った私と善逸たち同期の3人は蝶屋敷で療養をしていた。
蝶屋敷の庭に広がる、一面の銀世界に興奮する嘴平くんは真っ先に飛び込んでいき、それに釣られるようにして善逸も飛び込んでいった。
私は病衣の上に羽織を着て縁側に座って、いつの間にか始まっていた嘴平くんと善逸の取っ組み合いの喧嘩を見ていた。
竈門くんに、あれ止めなくていいの、と聞こうと隣に立つ彼を見上げる。が、私は彼のその顔を見て無意識に竈門くんの手を掴んでいた。掴んでいないと、どっかに行ってしまいそうだったから。
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あかね(プロフ) - 春巻さん» 炭治郎いいですよね……！良かったです、そう言っていただけて嬉しいです(^^)ありがとうございます、これからも頑張ります！ (2020年5月27日 19時) (
レス) id: e8088c70b5 (このIDを非表示/違反報告)
春巻 - 炭治郎大好き民なので凄い勢いで読んでしまいました(笑)気づいた時には涙腺崩壊(´；ω；`)ｳｩｩとっても素敵なお話でした！これからも頑張ってください(*'▽') (2020年5月27日 18時) (レス) id: 224dfaba1e (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - 遥さん» うえ！こんなちんけな作品をそう言って貰えて喜びの舞です！！嬉しいです、ありがとうございます！！ (2020年4月26日 1時) (レス) id: e8088c70b5 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - どうやったらこう、素敵なお話が書けるんですかぁ〜〜(´TωT｀)とても泣けました！ありがとうございます（泣）突然馴れ馴れしいコメントすみません。 (2020年4月26日 1時) (レス) id: c53d9db867 (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - うすすさん» そう言っていただけるなんて恐縮です！嬉しいコメントありがとうございます！ (2020年3月10日 10時) (レス) id: e8088c70b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかね
| 作成日時：2020年2月3日 23時
