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65. ページ18

イザナはとてもセンスがいい。だから今回付き合って貰うことにしたのだが、やはり間違ってなかった。




「オマエならこれかこれ」



店内を見回って、イザナが手渡してきたのは2着のワンピース。1着は若狭くんを連想させるラベンダー色のタイトワンピ。もう1着は黒のニットマキシワンピ。ニットワンピースの下に、更にロングワンピースという、レイヤードスタイルのもの。どちらも可愛い、けど。




『紫の方、若狭くんへの主張が激しすぎない……?』




全身彼の色に染ってます!と言わんばかりのワンピースは少しばかり恥ずかしい。私にはハードルが高い。




「そうか?アイツなら喜びそうだけどな〜」



真一郎がイザナからタイトワンピースの方を受け取り、私と交互に見合わせる。



「とりあえず着てみたら?」




イザナにそう促されて2着とも試着。イザナと真一郎が紫のタイトワンピを激推しするので結局それを選び、靴は可愛い白のショートブーツを見つけたので、それを買うことにした。




レジに通してもらい、財布を出そうとしたところで、大きな手がそれを阻止した。真一郎の手だ。



『なに?』




「俺が払うから。クリスマスプレゼント」




「靴は俺が払うからな、シンイチロー」



急な話に追いつかなくて、頭がハテナで覆い尽くされる。たしかに毎年交換はしている。でも誕生日は奮発したりするが、クリスマスでそこまで高価な物は買ったことがない。



『いいよ!しかも付き合わせたの私!』



お店を出てからお金を2人に渡しても、一向に受け取って貰えない。それどころか笑ってこう言った。




「オマエが、ワカと次こそ幸せになってくれりゃあそれでいいんだよ」



笑って頭を撫でた真一郎と、私の手に下げていた荷物をさりげなく奪ったイザナは、私に甘い佐野家の中でも殊更甘くて。

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設定タグ:東京卍リベンジャーズ , 今牛若狭   
作品ジャンル:恋愛
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蘭奈莉逢瑠悲@カナリア:ルカ(プロフ) - やばい好き。これだからワカは最高なんだ (12月11日 0時) (レス) @page44 id: 4d14879615 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんな(プロフ) - めちゃめちゃ最高でした(TдT)人生のバイブル?にします!子供4人は多いなw (11月4日 14時) (レス) @page43 id: c8a07ba8e1 (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - とちさん» ありがとうございます、友人の布教活動のおかげ(?)ですかね……絶対役に立たないけどwwwwww (2023年5月4日 10時) (レス) id: 1eabdc05d7 (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - NIKOさん» 夢主の反撃が始まりますよォ!! (2023年5月4日 10時) (レス) id: 1eabdc05d7 (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - ゆんなさん» ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです!続けることにしました! (2023年5月4日 10時) (レス) id: 1eabdc05d7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あかね | 作成日時:2022年4月19日 4時

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